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西野監督 3戦目で逆転初勝利にホッ「ボールを保持して崩した」

[ 2018年6月13日 00:16 ]

国際親善試合   日本4―2パラグアイ ( 2018年6月12日    オーストリア・インスブルック )

<日本・パラグアイ>後半、ゴールを決めた乾(中央)を祝福する西野監督(右)(撮影・西尾 大助)
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 就任3戦目で初勝利を手にした日本代表の西野朗監督(63)は、穏やかな口調で試合を振り返った。

 「(先制される)過去2試合と同じ状況で前半折り返した。そこで後半は攻撃的に行かなくてはいけないが、DFはしっかりできていたので、ハイリスクを持たない中で、ボールを奪って落ち着いて入ろうと。ただゴールに向かわなくてはいけない。(後半は)そういうバランスと精神力が出たなと」。前半に先制を許す展開は過去2戦と同じ。しかし0―1で折り返した後半は、西野体制でチーム初ゴールとなったMF乾の得点から相手のオウンゴールを含む4得点で逆転勝ちを手にし留飲を下げた。

 「ただ縦に速いだけでなく、しっかりボールを保持して崩した中で得点できたのが良かった」とハリルホジッチ前監督の目指したサッカーとの“違い”を暗に強調。2得点の乾については「前半外しまくって“後半、おもりをはずせ”と。スパイクも代えてよかったんじゃないか」と冗談めかした余裕のコメントも飛び出した。

 19日に迫ったコロンビアとのW杯ロシア大会初戦に向けて、何とか弾みをつけた。指揮官は「一試合一試合ごとに攻守にポイントを持ちながら、修正はできている。もう(時間は)わずかだが、いい準備をしていきたい」と本番を見据えた。

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2018年6月12日のニュース