ザック監督 離脱・香川の代役に藤本を指名!

[ 2011年1月28日 06:00 ]

<日本代表練習>軽快な動きを見せる細貝(右)と藤本

アジア杯決勝・日本―オーストラリア

(1月29日 カタール・ドーハ)
 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)が29日のアジア杯決勝オーストラリア戦に向け、右第5中足骨骨折のため離脱したMF香川真司(21=ドルトムント)の代役としてMF藤本淳吾(26=清水)を指名した。27日午後の練習中に藤本を呼び寄せて直接指示を与えたもので、藤本が右の攻撃的MFに入ることが濃厚となった。

 エース離脱の緊急事態を受け、その代役に指名されたのが藤本だった。27日の全体練習終了後、ザッケローニ監督は藤本を呼び寄せ「準備はできているか」と激励。藤本は「できています」と即答した。1次リーグ初戦ヨルダン戦の後半45分にMF本田圭に代わって途中出場した藤本だが、先発出場となれば今大会初。藤本は「まだ先発するか分からないけど、準備はできています」と気合を入れた。

 藤本は昨季、清水で主に3トップの右でプレー。自己最多となる13得点を挙げ、ベストイレブンにも選出された。もともと高い技術に裏付けされるパスセンスには定評はあったが、より攻撃的なポジションでプレーすることで高い得点能力も実証してみせた。ザッケローニ監督も藤本の得点能力を高く評価。初陣となった昨年10月のAマッチ2試合(8日アルゼンチン戦、12日韓国戦)は招集を見送ったが、アジア杯では最終メンバーに選出した。

 今大会の出場時間はヨルダン戦のわずか4分だが「試合もあの中に入ったとき、どういうプレーできるかなあ」とベンチから常にイメージを描いて試合を見ていたという。オーストラリアの印象について「強いけど、他のアジアのチームに比べれば素早さはない」ときっぱり。その上で「サイドで1対1を仕掛けたり、エスパルスでやっていたプレーを出せれば。イージーなミスをしないように」と力を込めた。

 準々決勝カタール戦で伊野波、準決勝・韓国戦で細貝と今大会は抜てきした選手が次々と得点を記録。ザッケローニ監督の采配はさえており、藤本を抜てきするとなれば、おのずと期待も膨らむ。終了間際の同点弾、10人での逆転勝ち、PK戦の死闘…。ミラクル進撃を続けてきたザックジャパンが総力戦で初タイトルを獲りにいく。

 ◆藤本 淳吾(ふじもと・じゅんご)1984年(昭59)3月24日、神奈川県生まれの26歳。小学生時代から中学1年時まで横浜の下部組織に所属。その後、桐光学園から筑波大に進学。同大在学中の05年に清水の特別指定選手としてナビスコ杯出場。06年に清水入り。今季から名古屋に移籍する。J1通算139試合31得点。10年ベストイレブン。01年U―17世界選手権(現U―17W杯)出場。05年ユニバーシアード優勝。07年3月24日のペルー戦で代表デビュー。国際Aマッチ通算7試合0得点。1メートル73、69キロ。利き足は左。

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