さすが鉄人!ゴン 2日間飲まず食わずで胃腸炎退治

[ 2011年1月28日 12:21 ]

胃腸炎から復調し、気持ちよさそうに走る札幌FW中山

 不屈のストライカーは健在だった。グアム出発前の22日に胃腸炎を発症したJ2札幌のFW中山雅史(43)が治療法にオリジナルの絶食、絶飲を敢行。過酷な断食生活を乗り越え、キャンプ4日目の27日から普通の食生活を再開した。43歳の鉄人が完全合流へ、まずは第一関門を突破した。

 想像を絶する荒療治だった。佐川トレーナーが薬での治療を勧める中、中山は「薬を使うと長引くから」と強行に断食を選択。軽い食事を始めた26日まで1時間に1回の少量の給水以外、キャンプ初日から2日間は何も口にしなかった。

 ここまでは想像の範囲内だが、常人と違うのは練習までこなしちゃうところだ。30度を超える南国でのリハビリに、佐川トレーナーは「脱水症状を起こす可能性もあった」と明かす。それでもマメにうがいをし、根性で乗り切るのが鉄人たるゆえんだ。「さすがに水を飲めないのはきついけど、磐田時代と同じだから」と本人は豪快に笑った。

 チームの輪を考え、断食中も食事の場に顔を出した。同部屋の新人DF櫛引、練習生のDF西村を引き連れ、会場に姿を現すと「それうまそうだね」とテーブルを回り、会話を楽しむ。大先輩の症状を知らされた西村は「本当に凄いですよ」と話した。

 この日から食事を再開すると、ゴン節も絶好調に。「俺の前を走るなよ。何人たりとも俺の邪魔をするな」と冗談を飛ばしながら走り込んだ。昨年11月に手術した両膝は順調で、残すは札幌ドームでの練習中に痛めた右ふくらはぎの回復を待つだけ。「張りは治まりつつある」と佐川トレーナー。2月上旬に設定した同キャンプでの完全復活を目指し、ゴンのアクセルは全開に達した。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「マラドーナ」特集記事

2011年1月28日のニュース