【大井・フジノウェーブ記念】相棒トロヴァオとつかんだ!藤田 重賞初制覇「チャンスくれた方々に感謝」

[ 2020年2月27日 05:30 ]

フジノウェーブ記念を快勝したトロヴァオ
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 古馬の短距離重賞「第11回フジノウェーブ記念」(S3)が26日、大井競馬場で行われた。6番人気のトロヴァオが直線3番手から抜け出し優勝した。手綱を取った藤田は南関東重賞初制覇となった。

 ゴールと同時に左手を突き上げた。夢に見た自厩舎の馬での南関東重賞勝ち。下馬した藤田は喜色満面。「指示通りに乗れたし、チャンスをくれた方々に感謝です」。そう言って握手しながら関係者に頭を下げた。先行馬の内のポケットに入って脚をためた。陣営から直線までジッと脚をためろ、の指示だったが、まさにその通りに乗って見せた。愛弟子の勝利に荒山師も「この中間厩舎調整で凌(藤田)が毎日乗って手応えをつかんでいた。最高の結果が出て良かった」と満足そうな表情を浮かべた。次走は未定だが、若武者とのコンビで新たな進化を見せてくれそうだ。

 ◆トロヴァオ 父カネヒキリ 母サワズソング(母の父コックスリッジ) 牡7歳 大井・荒山勝徳厩舎 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績28戦5勝(南関東23戦3勝) 総獲得賞金1億1125万円。

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2020年2月27日のニュース