【船橋・クイーン賞】アンデス牝馬戦なら首位争い タイトル奪還狙うプリンシア

[ 2019年12月9日 05:30 ]

<船橋・クイーン賞>相手が楽になったアンデスクイーン
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 19年最後の船橋競馬ハートビートナイターが9日から13日まで行われる。開催メインは3歳以上の牝馬交流G3「第65回クイーン賞」(1800メートル、ハンデ)で11日ゲートイン。10日には南関東地区などで前日発売が実施される。中央、地方の注目馬をピックアップした。

 ただ1頭のJRA関西馬アンデスクイーン(5歳=栗東・西園)は重賞初挑戦が17年の船橋クイーン賞6着だった。昨年は秋の京都JBCレディスクラシック5着。今年は門別G3ブリーダーズGCで重賞初Vを果たすと、秋の大井G2レディスプレリュードはファッショニスタに頭差勝ち。飛躍の年となった。強力牡馬相手の浦和JBCクラシックは8着だが、牝馬重賞に戻れば高い評価が必要だ。西園師も「牡馬相手のGIとなると、少し差を感じた。この中間も具合はいい。牝馬限定に戻れば」と巻き返しに期待を寄せた。

 プリンシアコメータ(6歳=美浦・矢野英)は17年、このレースで重賞初制覇を決めた。昨年は牝馬G2・2勝。前々走の門別はアンデスクイーンの半馬身差2着だった。「前走(レディスプレリュード10着)は自分の競馬ができていないから結果的に走っていない。ハイペースでも何でも自分の競馬ができればいい」と矢野師。前々で反撃を狙う。

 ラインカリーナ(3歳=美浦・武藤)は関東オークス馬。古馬との対戦でも上位に進出しており侮れない。「体も増えたまま維持して成長具合は理想的」と武藤師。地方所属で浦和桜花賞、東京プリンセス賞を制したトーセンガーネット(3歳=美浦・小笠)は今回が中央移籍後3戦目。ダート戻りで見直しも。地方勢ではグランダムジャパン古馬シーズン総合Vのクレイジーアクセル(4歳=大井・渡辺和)が参戦。前走の地元G2でも小差4着と健闘した。「力をつけているのは確か。緩めないで乗り込んでいるし、精神面でも大人になった」と渡辺和師。手応え十分で再びダートグレードに挑む。(特別取材班)

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