【言葉力展】書道家・金田石城氏の個展 “墨の魔術師”が著名人33人の「言葉力」刻み込む

[ 2024年4月4日 05:00 ]

「人生無駄なし」と書く金田石城氏
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 作詞家の秋元康氏(65)や俳優の船越英一郎(63)、サッカー選手の長友佑都(37)ら各界の著名人が大切にしている言葉や座右の銘を書道家の金田石城氏(83)が作品にした個展「言葉力展」が、4日から東京・有楽町朝日ギャラリーで開催される。

 金田氏は独創的な作品から「墨の魔術師」と呼ばれる書道界の鬼才。「各界で活躍する人たちを支えてきた言葉を書で表現してみたい」との思いから創作。全33点を展示する。

 「人生無駄なし」を信条とする秋元氏は本紙の取材に、この言葉を心に留めてきた理由を「人生は一筆書きだから」と明かした。「鉛筆でいえば一度もそこから手を離すことなく書き続けるのが人生。だから今は遠回りしているように見えても次の地点に行くために必要なことで、だから人生に無駄なんてないんだと。実は30年ほど前にある先輩から言われた言葉なんです。そう思うようになってからはどんなことがあっても人生に必要なことなんだと思えるようになりました」

 また、躍動する金田氏の筆先で作品化されたことに「感情を押し殺したような筆力と奥深さ。思わず誰もが足を止める、そんな迫力に圧倒されました」と絶賛。金田氏も「どの方々も“自分の言葉”として胸に刻んできた迫力があるので、私も言葉を文字にしたというより、その人間の生きざまを描いた気がします」と各界で活躍する人たちの“言葉力”に感嘆。ユニークなのが「五度目のW杯を目指す」という決意の言葉が書になった長友。22年W杯以来の代表復帰を果たした中、天に羽ばたいていくようなWの文字が印象的な作品に「これで自分の中で5度目のW杯確定しました!これを見て魂震わせます」と、再び日の丸を背負う決意を新たにしていた。個展は10日まで。 

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