橋下徹氏 自民党ハレンチ懇親会の時代錯誤ぶりに辟易「これからの時代担う政治家が…めまいが」

[ 2024年3月11日 17:43 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が11日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、自民党和歌山県連が主催し、党青年局幹部や近畿の若手地方議員らが参加した会合に、露出の多い衣装の女性ダンサーを複数招いていたことについてコメントした。

 懇親会ではダンサーに口移しでチップを渡す参加者もいたといい、その場にいた青年局の藤原崇局長(衆院岩手3区)と中曽根康隆局長代理(群馬1区)はいずれも役職を辞任した。懇親会でダンサーの体を触ったかどうか、記者団に問われた藤原氏は「触ってないという記憶は間違いありません、今のところ」などと述べ否定した。

 橋下氏は「ダンスについてはいろんな意見があると思いますが、置いといて。合法ですからね」としつつ、「政治家の公式な会合で、こういうイベントで身内同士をもてなすというのはどうなんだと」と憤りを口にした。

 青年局は、自民党に所属する45歳以下の国会議員、地方議員、党員の有志らで構成される。橋下氏は「時代錯誤もはなはだしいし、しかも青年局でしょう?古い政治家が言うんだったら…それでも腹は立ちますよ?これからの時代を担っていく政治家が、こういう感覚でというのは、いち有権者、いち納税者として、めまいがします」と強い嫌悪感を示した。

 企画した川畑哲哉県議は、ダンサーを呼んだ理由として「私の中では多様性。スポットの当たっていない場所もしっかり見ていこうという問題提起するきっかけ」などと、苦しい釈明をしている。橋下氏は「今の日本の政治家、全員ではないですけど、これに参加している政治家たち、感覚がずれまくってますよね。問題提起って言うわけでしょう。何の問題提起ですか?明らかに自分たちが楽しみたいだけじゃないですか?」と核心を突いた。

 女性局のフランス研修、党派閥パーティーを舞台にした裏金事件、そして今回の青年局と、スキャンダルが続く自民党。橋下氏は「政治家たちが永田町とか政治の活動をやる上で、一番問題なのは、非課税な金を自由に使えるということ。こういう懇親会、もてなし、身内同士の楽しみというのが平気になっているんですよね。ここで待ったをかける存在がないというところが、日本の一番の政治の欠陥」と問題提起した。

 その上で、解決策としてクオータ制(人数割当制)の導入を提案した。「女性、男性と区別するのは良くないのかも分からないですが」と前置きしつつ、「女性議員がある程度の数いれば、おかしいって言うと思うんですよ。自民党はいわゆるクオータ制、一定の女性をある意味強制的に入れましょうということについて反対しているんですけど、まさにクオーター制を入れなきゃいけないという象徴的な例ですよ」と主張。「20%でも30%でも、それこそ1人でもいれば、状況は変わっていたと思いますよ」と指摘した。

 さらに、川畑氏の言葉を引用し、「多様性って、自分たちの議員の方に多様性を取り入れないとね」と皮肉たっぷりに話した。

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