「ゴジラ―1・0」ハリウッドの救世主だった 映画プレゼンター解説「空いた映画館をゴジラが埋め…」

[ 2024年3月11日 14:47 ]

赤ペン瀧川
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 俳優で「映画プレゼンター」の赤ペン瀧川が11日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、米アカデミー賞で日本関連作品が相次いで受賞したことについて解説した。

 米映画界最大の祭典、第96回アカデミー賞の授賞式が10日(日本時間11日)、ロサンゼルス・ハリウッドのドルビーシアターで開かれ、宮崎駿監督(83)の10年ぶりの監督作品「君たちはどう生きるか」は長編アニメーション映画部門賞、山崎貴監督の「ゴジラ―1・0」が視覚効果部門賞に輝いた。

 日本作品のダブル受賞について、瀧川は「めちゃくちゃすごい。大快挙です」と興奮気味に話した。中でも「ゴジラ―1・0」が評価されているのには、制作費の関係もあるという。瀧川によると、同作の制作費は、14年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」の10分の1ほどの規模だったという。「アカデミー賞というのは、記者とか評論家が選んでいるのではなくて、映画関係者が選んでいる賞なんです。『ゴジラ―1・0』のクオリティーももちろん評価されているんですけど、ハリウッドの映画クリエーターが“その予算でこのすごいのを作ったの?”ということにも、ものすごく注目して驚いている」と説明した。

 また「ゴジラ―1・0」は、米映画界の危機を救った一面もあるという。ハリウッドスターら約16万人が加入する映画俳優組合が昨年、待遇改善などを求めてストライキを実施。数々の作品の上映に大きな影響があった。瀧川は「ストライキによって、公開を予定していた映画が延期になったりしたんです」と解説。

 「空いてしまった映画館をゴジラが埋めていったということがあって。結果、見る人が増えて、上映館数が増えて、ヒットにつながったということがある。ハリウッド的には映画館を救ってくれたし、クオリティーもすごく高いし、これはどうやってもアカデミー賞だろうという感じだったと思います」と裏事情を語った。

 他のノミネート作には、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」「ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE」など、大作ぞろい。瀧川は「バリバリのハリウッド超大作がノミネートされている中の『ゴジラ-1.0の』受賞は、ものすごく意味があるというか、大快挙ですね」とあらためて祝福の言葉を送った。

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