落語家の林家小染さん死去 61歳 持病悪化のため 近年は闘病 2月28日の京都での公演が最後の高座

[ 2024年3月11日 17:50 ]

五代目林家小染さん(吉本興業提供)
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 落語家の五代目林家小染(はやしや・こそめ、本名上村政二=かみむら・せいじ)さんが9日、持病の悪化により大阪市内で死去した。61歳。大阪市出身。11日、所属の吉本興業が発表した。死因は非公表。近年は体調を崩し、闘病しながら高座をつとめていた。

 1982年、四代目林家小染に入門し、林家染八として話芸を磨いた。92年に「第7回NHK新人演芸大賞」、93年に「国立演芸場花形演芸大賞」金賞を受賞。94年には、大阪市が未来の大阪文化を担う人材に贈る「第14回咲くやこの花賞」大衆芸能部門に輝くなど、その才能が評価された。

 96年、五代目林家小染を襲名。古い大阪弁を駆使した先代譲りの柔らかい語り口が特徴で、十八番は「くっしゃみ講釈」「尻餅」「試し酒」「酔い亭主」。東京の噺家とも交流し、幅広く活躍した。近年は体調を崩し、闘病しながら高座をつとめ、2月28日に京都で行われた公演が最後の高座になった。

 通夜は13日午後7時から、葬儀・告別式は14日午前10時から、大阪市西区北堀江3の7の27「あみだ池和光殿」で営まれる。喪主は長男で弟子の林家染八。

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