舘ひろし 大先輩である石原裕次郎、渡哲也両氏は「お芝居うまくない」「僕の方がうまい」その真意は…

[ 2024年1月29日 11:07 ]

舘ひろし
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 俳優の舘ひろし(73)が、28日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜後10・00)にゲスト出演。恩人である故・渡哲也さん(享年78)からの「教え」を紹介した。

 舘は「自分に自信がないのかもしれないし、いつも芝居をしますよね。でもそれがちゃんと求められている芝居なのかどうかも分からないし、いつも悩んでます」と芝居に自信がないという悩みを明かした。

 石原プロで長年、活動を続けてきた舘は先輩たちから学んだものとして「身近にいたのは、石原裕次郎さんと渡さんなんですけど、いい加減」と回想。「渡さんは石原プロに入ったぐらいかな?ちょっとお芝居がしたくなるじゃないですか。芝居をするようになったら“ひろし、お前、最近芝居がうまいな”って」と渡さんから言われたという。

 ただ、渡さんにとって「うまい」は褒め言葉でなく「“ダメだ。芝居はうまくなるな”って言われましたね」と教わったと明かした。

 その理由として「“芝居を超えたもっと違うもの、そういうもので勝負しろ”って」と渡さんの真意があったと説明。「きっと芝居のうまい人っていっぱいいるから、石原さんも渡さんもお芝居うまくないじゃないですか。あの2人に比べたら僕の方がうまいと思いますよ」と芝居はうまさではなく、存在感で勝負することが大切と渡さんから教わったと振り返った。

 そして、舘は「石原さんなんて、バインダーにセリフが書いてあるんですよ。それであとはブラインドを下ろすだけですよ」と笑い、「渡さんだって難しそうな顔をして、この辺に書いてあるのを読んでるだけですから」と石原、渡両氏は芝居を超越する存在感が群を抜いていたと冗談まじりに懐かしんだ。

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