藤井王将 羽生九段と12月、甲子園球場で記念対局 連盟と球場100周年のコラボ企画

[ 2024年1月13日 14:51 ]

12月に藤井×羽生記念対局が発表され披露する向井甲子園球場長(左)と羽生善治日本将棋連盟会長(撮影・井垣 忠夫)
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 日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)が13日、兵庫県西宮市の甲子園球場で会見し、12月8日に藤井聡太王将(21)=8冠=と甲子園球場内で記念対局を行うと発表した。

 今年は甲子園球場と日本将棋連盟の100周年イヤー。コラボ企画の目玉として発表された。

 両者の対戦は昨年8月の銀河戦以来で、藤井の13勝3敗。藤井が4勝2敗で防衛した第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)でタイトル戦初対決した。昨年10月に全8冠を独占した藤井に対し、96年、当時の全7冠を独占した羽生の黄金対決は舞台設定も含めて注目を集めそうだ。

 「甲子園球場が100周年で、連盟も同い年。ご縁を感じた。コラボが実現できたことは名誉でありがたい。100周年の年末イベントとして準備したい」

 会見に出席した羽生が意気込みを語った。例年、12月は藤井が保持する竜王戦7番勝負の真っただ中。甲子園球場も学生アメフット日本一を決める甲子園ボウルが翌週に計画され、タイトなスケジュールを縫うようにして日程調整された。

 実施内容は調整中だが、対局は同球場の貴賓室で指され、バックスクリーンの電光掲示板へ映し出す。観客をスタンドへ入れ、大盤解説会も行う予定という。

 甲子園球場では戦後すぐの48年10月4日、大山康晴15世名人と大阪市出身の棋士・松田辰雄八段の対局が行われたとの記録が残る。バックネット裏に櫓を組んで両者が将棋を指し、人が駒に扮して盤面を再現する人間将棋もグラウンドで展開されたという。

 将棋ファンで、連盟から三段の免状を贈られたこともある岡田彰布監督の出演については、会見に同席した向井格郎球場長が「これからです。(イベント出演する)そういう機会があれば甲子園球場としてもうれしい」と今後の検討課題とした。

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