徳光和夫、八代亜紀さんしのぶ 「あんまり知らないでしょ?」“トラック野郎の女神”は「大型二種免許を」

[ 2024年1月13日 13:49 ]

徳光和夫
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 フリーアナウンサーの徳光和夫(82)が13日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。昨年12月30日に亡くなった歌手の八代亜紀さん(享年73)との思い出を語った。

 徳光は「73歳だったんだね。去年、番組でお目にかかったことがあるんだよね」と早すぎる死を悼んだ。また「聞くものの心を突き動かしたり、歌で心に寄り添うことができるのが一流歌手の条件だと思う。その点でいうと亜紀ちゃんは本当に歌謡界屈指であり、余人をもって代えがたいシンガー」と称えた。また、個人的に皮膚炎の症状を伴う膠原病と診断されたことを聞いていたとし「一番がく然としたのは、去年の年忘れにっぽんの歌で打ち合わせをした時、最初は当たり前のことで気づかなかったんですけど、当然八代亜紀さんが出ていると思ったら名前がなかった。三十数年間大みそかに生の八代亜紀を見ないことはあり得なかった」と残念そうに話した。

 八代さんが大型トラックを運転できる「大型自動車第二種免許」を取得していたことも明かした。八代さんは1977年の映画「トラック野郎・度胸一番星」でダンプの運転手を演じたことを機に“トラック野郎の女神”として多くのファンを集めた。徳光は「スターになった八代亜紀さんは“トラック野郎”のアイドルになりますよね。デコトラに“亜紀命”と書いたトラックがずいぶんとあったじゃないですか。八代亜紀さん自身も実は大型二種の免許を持っていて大型トラックを運転できたという。あんまり知らないでしょ?」と得意げにエピソードを披露した。

 阿久悠さん作詞、浜圭介さん作曲で1979年に大ヒットした八代さんの代表作「舟唄」が流れると「じんとくるね。本当に名曲だね」としみじみ。阿久悠さんの歌詞は、スポニチ連載「阿久悠の実践的作詞講座」で、美空ひばりさん編にと自ら書いたものが元になった。徳光もそのエピソードを披露し「ひばりさんをイメージして書いたんですって。すると八代さんが歌を探していまして、レコード会社の目にとまりまして彼女が歌うことになったそうなんです」と説明した。

 また、作曲した浜圭介さんから聞いた八代亜紀さんのエピソードも紹介した。「レコーディングに浜圭介さんが立ち会って驚いたのが、最初から自分の感性を膨らませて完璧に歌ってくれたと。彼女の何が強いかって言うと、自分の感性の中で作品を歌いこなしてくれる。そのことが八代さんの強みだと。こういうふうに歌ってくださいと言わなくても、作品を渡したら彼女は本当に素晴らしく歌ってくれるんだとおっしゃっていた」と話した。

 番組内では舟唄の「肴はあぶったイカでいい」の歌詞にちなんで視聴者の「大好きな酒の肴」を募集。徳光は「巨人が勝った後のヒーローインタビューです。あれが一番の肴です」と話した。番組ではその後も「追悼・八代亜紀さん特集」として「花(ブーケ)束」や石原裕次郎とのデュエット曲「夜のめぐり逢い」などが流された。

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