三船敏郎さん“歴史的映像”人生初マック姿 命日24日に三船美佳が公開 お箸でポテトを…

[ 2023年12月22日 05:00 ]

91年、生まれて初めてマクドナルドのポテトを食べる三船敏郎さん(左)と9歳当時の三船美佳(中)。右は合成した現在の三船美佳 
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 “世界のミフネ”の貴重映像が公開される。タレントの三船美佳(41)が自身のYouTubeチャンネル「aligatou(ありがとう)」で24日に、昭和を代表する俳優だった父親、三船敏郎さん(1997年死去、享年77)のプライベートの“歴史的瞬間”をアップする。

 三船は本紙の取材に「父が生まれて初めてマクドナルドを食べた瞬間です」と説明。敏郎さんが71歳、三船が9歳になる直前の1991年夏、ハワイのホテルの一室で家庭用8ミリビデオで撮影された父娘ショットだ。

 「父はナイフとフォークでハンバーガー、おはしでポテトを食べていたので、手で食べることを教えてあげました。そうしたら、とても楽しんで…」

 敏郎さんが人生で初めて手にしたマクドナルドのポテトを不思議そうに見つめたり、愛娘と顔を近づけながら笑顔で頬張る姿が映し出されている。

 三船はここに現在の自身の姿を編集し、スリーショットの家族だんらんのような動画を作成。「私の中で大切な時間。父とあの時間にまた戻りたい。そんな気持ちで、タイムスリップしたような映像にしてみました」

 公開する12月24日は敏郎さんの命日。三船が大阪に拠点を移した10年目の節目のタイミングでもあるという。「感謝の思いとともに、父の優しさとチャーミングさがあふれている映像を皆さんとシェアしたいと思いました」。黒澤明監督の数々の名作で見せた侍の姿からは想像できない、デレデレのパパの表情は世界中のミフネファンにとって新鮮な驚きとなりそうだ。

 三船が敏郎さんと永遠の別れを迎えたのは15歳。「これまで何度も見て大切にしてきた動画です。娘の視点で、父親としての三船敏郎を垣間見ていただけたら」と思いを込めた。(鈴木 美香)

 ≪三船敏郎伝説アラカルト≫三船さんは、黒澤監督作品に16作出演。「羅生門」がベネチア国際映画祭で金獅子賞、「用心棒」「赤ひげ」で同映画祭男優賞を受賞するなど「世界のミフネ」として名をとどろかせた。公私ともに豪快伝説でも知られる。

 ▽20人斬り 映画「椿三十郎」のラストで20人斬りの殺陣。黒澤監督が後に「(三船さんの殺陣が)速すぎて刀が映らなかった」と語っている

 ▽「スター・ウォーズ」断る ジョージ・ルーカス監督が主要キャラクターのオビ=ワン・ケノービ役でオファーも、断った

 ▽人命救助 1958年、台風で自宅のある東京・成城の仙川が氾濫。自身のモーターボートで近隣住民を救出
 

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