田崎史郎氏言及の政治家特権「政治資金収支報告すれば税金ない」 宮根誠司「じゃあ記載したらいいやん」

[ 2023年12月4日 18:28 ]

宮根誠司アナ
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が4日、読売テレビ「ミヤネ屋」に出演し、安倍派のパーティー券収入で収支報告書に記載せずキックバックによる裏金があったのではないかという疑惑に関連して、政治家の裏金の使い道について言及した。

 司会の宮根誠司にとっても理解の超えるキックバック。「収支報告書に記載されていればキックバック自体は認められているというのも、我々国民としてはえ?となる」と首を傾げる。田崎氏は「これは明らかに政治家の特権、ぼくたちは収入があれば所得税を払わないといけないが、政治家は記載すれば税金もかからない」と説明した。

 きちんと税金を払っている国民からすれば激怒しそうな特権。宮根は「記載すれば違法にならないなら、記載すればいいじゃないかと思うのですが、政治家の人の考え方がぼくたち国民にはまったく理解できない」と語った。

 これについて、田崎氏は「政治資金では使えないお金、私的に流用するなど領収書がとれない場合に記載しない人がいる」と説明。具体的には「仲間の議員や地方議員に対して渡すお金など政治家同士のやり取り」のケースで、収支報告書に載って名前が出ると都合が悪い場合だという。宮根もさすがに「領収書をきちんと取って会社や商店を経営してやっている人がいっぱいいる中、国民とまったく乖離している」と語気を強めた。

 ただ、田崎氏は今回の問題で「パーティー券は銀行振り込みの場合が多い。そのため東京地検特捜部もお金の流れがつかみやすい可能性がある」と推察。場合によっては「リクルート問題以来の大スキャンダルになる」と考える田崎氏は「政治資金規正法は“規制”ではなく“規正”。つまり正しくやってくださいとうたわれている。この根本を踏みにじっているのでかなり問題です」と指摘した。

 岸田政権にはどのような影響を及ぼすのか?宮根は「なんらかの対応が求められるのでは」と質問したが、田崎氏は「各派閥は独立している。岸田派のことはわかっても、他派閥の実情はわからないのではないか」とコメントしていた。

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