熱烈歓迎!!w-inds.「好耐無見!」 熱狂渦巻く5年ぶり香港公演「熱量とパワーが半端ない」

[ 2023年12月4日 04:00 ]

5年ぶりに香港公演を行ったw―inds.
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 男性2人組ユニット「w―inds.」が2日夜、香港・KITECスターホールで5年ぶりの公演を行った。中華圏の音楽アワード30冠中25冠を香港で獲得するなど絶大な人気を誇る2人の再上陸を、現地のファンは熱烈歓迎。負けじと橘慶太(37)も香港の流行語「知我咩料ラ?(俺の才能知ってるだろ?)」とあおり、集まった2500人を魅了。最新曲「Run」など全21曲を歌唱した。(小田切 葉月)

 煙の中に2つのシルエットが浮かぶ。ただそれだけで、耳をつんざく大絶叫が会場に響いた。イメージカラーの青がペンライトにともされ、光の海となって激しく波打つ。橘の甘い歌声に酔いしれ、千葉涼平(39)のブレイクダンスに沸く。2018年12月以来、新型コロナ禍を乗り越えての再会を喜ぶのは、2人も同じ。「好耐無見(久しぶり)!」と広東語であいさつ。千葉に「熱量とパワーが半端ない」と満面の笑みがこぼれた。

 まさにスターだった。空港には200人の出待ちファンが殺到。その足で「東方日報」など香港の主要メディア5社からインタビューを受けた。街を歩けばすれ違った人々は驚き、その目に焼き付けようと行列ができた。これまで音楽アワード25冠獲得の他、海外単独公演としてグループ最多の11公演目を今回開催。14~18年のツアーでは、毎年ファイナルを飾ってきた地・香港。橘は「寂しい思いをさせてしまったけど、それでも迎え入れてくれるなんて本当にうれしい」と喜んだ。

 デビューした2000年代、中華圏では日本の大衆文化に対する規制が緩和され、J―POPが流行。w―inds.のパフォーマンスも現地で評判になり、香港はもちろん台湾、韓国、タイなどアジア全域に進出した。以降の定期的なライブ活動も実を結び、今や1000人以上が参加する私設ファンクラブも存在。20年来のファンも多い。千葉は「離れている国でも、皆に会えることが素敵。長く活動している意味がある」と語った。

 約2時間歌い踊り、ファンを熱狂させた2人。橘は、自らの才能を誇示する意味の流行語「知我咩料ラ(チーウォーメーリューラ)?」を口にしたが、そんな挑戦的な言葉にも2人の才能に心奪われた長年のファンから声援が飛ぶ。アンコールの最後、2人は「We are w―inds.!また会いましょう」と呼び掛けて舞台は暗転。会場に照明がともり、終演が確定的となっても、名残を惜しむアンコールの叫び声が約12分間響き続けた。


 ≪ファンのため 選んだ“2人”での再出発≫ 5年の間に、もう一つ大きな変化があった。20年に3人から2人へと、新体制に移行した。当時を振り返り橘は「そもそもグループを続けるべきかどうか、から考え始めた」と明かす。続けることを選んだ理由は、ファンの存在。千葉は「終わらせると、僕たちの音楽はもう皆に届けられない。それって長く応援してくれるファンの皆さんにとってどうなの?と思った」。橘は「過去も未来も大切にして、新しい形でw―inds.の音楽を届けようと思っています」と力を込めた。

 2人体制のライブが好評を博し、今年7月に始まった今回のツアーは異例の再追加公演が決定。香港ライブが追加公演ファイナルの予定だったが、急きょ3会場が加わった。来年2月1日の埼玉公演まで駆け抜ける。千葉は「いろんな音楽にチャレンジして、新しい色を皆さんに見せたい」と意気込んだ。

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