玉川徹氏「薗浦さんが罰金100万円と公民権停止3年だったのであれば…」自民・安倍派の巨額裏金疑惑に

[ 2023年12月4日 12:47 ]

テレビ朝日
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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が4日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。政治とカネの問題について言及した。

 自民党の最大派閥、清和政策研究会(安倍派)が、パーティー券収入のうち、ノルマを超えた場合の一部を議員側にキックバック(払い戻し)していた疑いが浮上。その収入を報告書に記載せず、過去5年で1億円以上の金が裏金になっていた可能性が指摘されており、実際のパーティー収入は少なくとも8億円前後に膨らむ可能性がある。

 全てのパーティー収入のうち、相当な割合が裏金になったとみられ、東京地検特捜部は裏金づくりが長年にわたり常態化していたとみて捜査。応援を取るなど捜査態勢を拡充し、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いでの立件を視野に、派閥の事務担当者らに対し任意で事情聴取を進めている。

 岸田文雄首相は2日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で安倍派の問題に関し「国民に疑念を持たれているのは大変遺憾だ。状況を把握しながら党としても対応を考える」と記者団に語った。

 二階派(志帥会)でも同様のキックバックがあったとみられることが判明。億単位に上る可能性がある。特捜部は安倍派と並行し、二階派についても政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで捜査。会計担当者らを聴取しており、実態解明を進める。

 玉川氏は「(報告書に)記載すればいいだけなんですよ、別に。記載すればいいだけのことを多くの人が記載しない状態で何年も続いていて、それは何のためということなんですよね。そうなると、やっぱり裏金をつくっていたということなのではないかというのが、この事件の本質なんですよね。裏金というのは、個人的に使っているんじゃないかと。政治資金として使うのではなくて本当に個人的に使っている可能性も当然ながらある」と指摘した。

 そして、「ポイントは、今よく言われているのは、4000万円で100万円の罰金ですよ」と、昨年に政治資金収支報告書にパーティー収入など4000万円超を記載せず、罰金100万円と公民権停止3年の略式命令を受けた薗浦健太郎元衆議院議員(自民党を離党)の問題に言及し、「1000万円を超えていると、同じようにしないとバランスが取れないですよね。1000万円以上を記載していないということになると、大物の可能性があってですねえ。この年末から年始にかけて、かなり荒れんじゃないかという見込みを立てて人がいますね、地検などの取材をしていると。大荒れになる可能性もあると僕も思っている」と自身の見解を述べた。

 その上で「記載していないのは、派閥ではなく、議員個人が不記載ということで、そのお金がどこにいったのという意味でいうと、薗浦さんと同じ構図」と言い、「薗浦さんが罰金100万円と公民権停止3年だったのであれば同じだよねって話」と強調していた。

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