日大会見　橋下徹氏が「これはマスト、絶対必要」と思う行動　「指示を出して、そこから審議を」

橋下徹氏
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　元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏（54）が4日、フジテレビ系「Live　News　イット！」（月～金曜後3・45）にコメンテーターとして生出演し、アメリカンフットボール部の違法薬物事件を巡り、日大が都内で開いた会見についてコメントした。

　8月以降、違法薬物事件で3人の部員が逮捕され、さらに別の部員が書類送検された。同大学内の競技スポーツ運営委員会は11月28日に廃部の方針を決定。1日の理事会では廃部についての結論は出ず、継続審議になったと明らかにしていた。

　午後4時から始まった会見は1時間を経過。会見の印象を問われた橋下氏は「いやこれ日大、無責任ですよ。自分たちで責任持てないということで放棄してしまって、教育機関として無責任だと思いますよ。こういう事態だからこそ立て直していくんだと」と強い言葉で日大を非難した。

　一連の事件を受け、橋下氏は絶対に必要だと思っていることを挙げた。「仮に立て直すことを決めないにしても、学生から改革案を出させる、これはマスト、絶対必要です。林さんはヒアリングをしたということをことさら言ってますけど、意見を聞いたのかも分かりませんが、学生から改革案を出させてないと思いますよ」と指摘した。

　林真理子理事長は会見で、学生から感想文を受け取っていることを説明した。橋下氏は「大学側の方からこれは感想文だから、“提案を持って行きなさい”と（指示すべき）。“どう改善するのか、自分たちでもう成人なんだから、どう立て直すのか持って来なさい！”っていうことで、指示を出して、そこから審議をする。第三者委員会が言っているからどうのこうのじゃなくて」と、組織を立て直すために学生と向き合うべきだと強調。「考え方はいろいろあるけど、教育機関だから。立て直していくというのか、それとも廃部という形にするけど、学生たちをもう1回、こういうふうに教育し直していくというか、意思が…僕は感じられなくて、残念です、林さんの意思が」と嘆いた。