NHK新BS・BSP4K「フロンティア」①　世界を意識、日本発の知的ドキュメンタリー

新番組「フロンティア」で、鹿児島県徳之島にある水中洞窟を取材する撮影班
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　6日に初回放送を迎えるNHK新BS・BSP4Kの番組「フロンティア」（水曜後9・00）。科学、宇宙、アートなど、さまざまな分野で未知の領域を切り開いていくフロントランナーたちが見る景色を特集する知的探求ドキュメンタリーだ。

　今月から同局のBS波が3波から2波に再編され、そのフラッグシップとなる大型番組。初回は「日本人とは何者なのか」をテーマに、DNA解析などを基に日本人の祖先に迫る。制作統括の白川裕之氏＝写真＝は「最先端を切り開く人が見えている世界。それを伝えることで、新しい価値観をお届けするリッチな番組になれば」と力を込める。

　今回の企画の背景を「毎週放送される知的ドキュメンタリーの枠はNHKになかったので、約1年ほど前から企画を温めてきた」と説明。現在は各ディレクターたちが長いもので2年にも及ぶ取材を進めている最中という。世界も意識しており「内容によっては海外との共同制作をすることで、日本発の知的ドキュメンタリーを海外にも発信していく」と使命感をのぞかせた。