片岡愛之助 25年大河ドラマ「べらぼう」で主役・横浜流星の宿命のライバル役「皆さんご存じないと思う」

[ 2023年10月5日 13:54 ]

<大河ドラマ「べらぼう」出演者発表会>出席した片岡愛之助(撮影・西尾大助)
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 俳優の横浜流星(27)が主演する2025年NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の出演者発表会見が5日、東京・渋谷の同局で行われ、歌舞伎俳優の片岡愛之助(51)が出演することが分かった。

 愛之助が演じるのは主人公の“蔦重”こと、蔦屋重三郎の本屋業の師匠であり、宿命のライバルにもなる、浮世絵版画時代の代表的な版元で地本問屋・鱗形屋孫兵衛(うろこがたやまごべえ)。大人向けの絵本・黄表紙「金々先生栄花夢」で黄表紙のパイオニアとなった江戸を代表する日本橋(いまの中央区)や深川(いまの江東区)の地本問屋の主。蔦重に初めて本格的な本づくりの仕事を任せるなど、商売の基礎を指南する。やがて蔦重が本格的に本屋業に乗り出すと一転、ライバル関係となり、激しい争い繰り広げていく、という役どころ。

 愛之助は「かみそうな名前なんですけど」と茶目っ気たっぷりに役柄をイジリながら「鱗形屋孫兵衛は皆さんご存じないと思う。私も最初に伺った時は調べたんですけど、なかなかお顔も出てこなかった。そういう意味では皆さまの頭の中に像がないので、自由に務められるなと。また蔦重さんの師匠であり、後のライバルになっていくという役。非常に楽しみにいたしております」と意気込んだ。

 愛之助は「真田丸」「麒麟がくる」「鎌倉殿の13人」に続く、4作目の大河出演。「良い感じで出て休んで、出て休んでみたいな感じで、凄くある意味、ワイフワークというか、いいペースで出させていただいている。またこれ出させていただいたら休んで出させていただいて。そういうふうに出来るように、今回頑張りたいと思います」と笑わせた。

 制作統括を務める藤並英樹氏は愛之助に出演を依頼した理由について「キャラクターはまだ見えないが、兄のように父のように、後にライバルとして演じていただけるのは愛之助さんしかいないと」と期待を寄せた。

 放送中の「どうする家康」、来年放送の「光る君へ」に続く、大河ドラマ第64作。江戸時代の版元で浮世絵師の喜多川歌麿や東洲斎写楽、葛飾北斎らを世に出したことで知られる“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の生涯を描く。紫式部を主人公とする「光る君へ」に続き、2作連続で合戦シーンはない、異色の大河となる。横浜はNHKドラマ初出演となり、脚本は17年の大河「おんな城主 直虎」を手掛けた森下佳子氏が担当する。

 この日は愛之助のほか、江戸幕府老中・田沼意次役の渡辺謙、意次の嫡男・意知役の宮沢氷魚、浮世絵師・喜多川歌麿役の染谷将太の出演も発表された。

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