ジャニーズ会見NGリスト　原晋監督が見解「今回の問題は忖度とか隠ぺい…それに火に油、不信感を」

青山学院大陸上部の原晋監督
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　青学大陸上競技部の原晋監督（56）が5日、フジテレビ系「Live　News　イット！」（月～金曜後3・45）にコメンテーターとして生出演し、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があった問題についてコメントした。

　リストには6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真が掲載されており、東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合（旧統一教会）問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。

　ジャニーズ事務所はリストの作成などについての関与を否定。会見の運営を任されていたコンサルティング会社「FTIコンサルティング」は5日、「この資料は限られた会見使用時間の中で会見の円滑な準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもの」とリストの存在を認め、謝罪した。

　原監督は「今回の問題として、忖度とか隠ぺいとか、こういったキーワードが並んでいますよね。まさに今回のNGリストはそれに火に油といいますか、より不信感を招くことになるのかなと感じています」と指摘した。

　責任の所在について、原監督は「最終的な責任はジャニーズ事務所にありますけど、イベントをやるに当たって皆さんと協力して、一つのものを成し遂げるわけですよね。イベント会社に落ち度があったんじゃないかなというように思いますね」と自身の見解を示した。

　一方で、「確かに最終責任はジャニーズ事務所にありますけど、今はジャニーズ事務所は何やっても叩かれるふうになっていますので、そこはちょっと皆さん、冷静に整理してもらいたいと思いますよね」と、視聴者に呼びかけていた。

　ジャニーズ事務所が今後、会見を開く場合についても言及。「丁寧さしかないないんですか？外資系のコンサルは効率を求めがちなので、無駄を省くというのはありますけど、ここは不信を抱かないためにしっかりとした丁寧な会見をして欲しいですね」と、願いを口にしていた。