玉川徹氏 ジャニーズ会見“当てたいリスト”に言及「事務所と話をしないでどうやってつくるんだろう」

[ 2023年10月5日 10:27 ]

テレビ朝日
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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が5日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったとされる問題にコメントした。

 スポニチ本紙が入手した、この“極秘リスト”には6人の記者やフリージャーナリストの名前や顔写真が掲載されていた。東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。

 質疑応答は「1社1問」のルールが設けられ、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が指名する形で進行。リストを基に質問者を選別していた疑いが出てきた。

 事務所は4日夜、リストについて「弊社関係者は誰も見ていない」と関与を否定するコメントを発表。会見の前々日の打ち合わせで、「NG」と書かれた媒体リストを示され、副社長の井ノ原快彦が疑問を呈したところ、コンサル会社が「(会見の)後半で当てるようにする」と話したという。会見の運営を任されていたのは、米国に本社がある「FTIコンサルティング」で、事務所が9月7日に初めて行った会見も担当している。

 番組では「NGリスト」のほかに、質問させたい人を記した「当てたいリスト」も存在していたと伝えた。

 玉川氏は「僕も会見を全部、見たんですけど、そもそもなぜ2時間に区切らなければならなかったったかというところから疑問だった」と言い、「9月の会見は時間を区切っていませんでした。2時間にってことで、会場の都合ってことですけど、あの日に会見することを通告してきたのもジャニーズ側であって、メディア側があの日にしてくださいって言ったわけじゃないですよね。であれば、2時間じゃなく、ちゃんと時間が取れる日を選ぶことができたはずなんですよ」と指摘した。

 そして、「それでも(今回は)2時間にして、1社1人ということで当てるってことであれば、全員に行きわたらない限りには、不公平だと僕は思うんですよね」とし、「逆に2時間っていうのが、今回のこのリストというところと関わってくると思うんですよ。もともとPR会社がNGリストをつくって、当てたいリストもつくっていたってことですけど、これ2時間だからこそ、あのリストの意味が出てくるんですよね」と“当てたいリスト”にも言及。「(ジャニーズ事務所の)公式コメントの中に、PR会社が“では前半ではなく後半に当てます”と答えましたと。そのやりとりをその場にいた役員全員が聞いておりますということですよね。後半にするってどういう意味かというと、2時間だから後半に持っていったら時間切れになるってことじゃないですか。これは、それを了承していたってことは、ジャニーズ側も時間切れということを考えた上で、こういう対応したんじゃないかって疑念を持たれてしまいますよ」とした。

 続けて「さらに言えば、当てたいリストってなんですかって話で。PR会社が前回の会見で、あの人、当てると大変かなと思う人のリストを勝手につくるってことはあるけど、当てたいリストって、ジャニーズと話をしないでどうやってつくるんだろうなと疑問に思うので、こうなった以上、このPR会社、会見を開いて一体どういう経緯でこういうことになったのかっていうのを明らかにしてほらう必要が出てきたと思いますね」と自身の考えを述べた。

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