宮沢氷魚 25年放送「べらぼう」で大河ドラマ初出演 田沼意知役で「僕の代表作となるように頑張りたい」

[ 2023年10月5日 13:41 ]

<大河ドラマ「べらぼう」出演者発表会>出席した宮沢氷魚(撮影・西尾大助)
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 俳優の横浜流星(27)が主演する2025年NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の出演者発表会見が5日、東京・渋谷の同局で行われ、俳優の宮沢氷魚(29)が出演することが分かった。宮沢は本作が大河ドラマ初出演となる。

 宮沢が演じるのは江戸幕府の老中、田沼意次(渡辺謙)の嫡男、田沼意知。意知は田沼権勢の象徴として、若くして若年寄に昇進、異例の出世を遂げる。意次が着々と実行してきた改革を、より推進し、政治的手腕を発揮、蝦夷開発にも積極的に携わっていく。また、江戸の町を度々見聞するなど好奇心旺盛な一面も持つ。父・意次の正統な後継者と思われていた矢先、江戸城内で予期せぬ事件に巻き込まれてしまう、という役どころ。

 宮沢は「ずっと朝ドラを隣のスタジオで撮っていて、大河ドラマの別世界に皆さんが行かれる姿を見ていて、ずっと心のどこかでうらやましいなと思っていた。大河ドラマの出演が決まってとてもうれしい」と笑顔。時代劇での経験は少ないが、映画「レジェンド&バタフライ」で明智光秀役を演じた。「映画で初めて時代劇に挑戦しまして、その時に時代劇の難しさ、その中にある面白さ、魅力に気付けたので、今回もそこを突き詰めていきたい。今回の『べらぼう』が僕の代表作となるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 役柄については「田沼意知という人物は日本の未来のためにいろいろな活動をし、生きていた。その勢いとか、日本を明るくしたいという思いを持って演じたい」と宮沢。制作統括の藤並英樹氏から「どこかプリンスのような存在であってほしい」と言われたといい、「スマートでどこかチャーミングな部分があって、プリンスのような意知が演じられたら」と前を向いた。

 放送中の「どうする家康」、来年放送の「光る君へ」に続く、大河ドラマ第64作。江戸時代の版元で浮世絵師の喜多川歌麿や東洲斎写楽、葛飾北斎らを世に出したことで知られる“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の生涯を描く。紫式部を主人公とする「光る君へ」に続き、2作連続で合戦シーンがない、異色の大河となる。横浜はNHKドラマ初出演となり、脚本は17年の大河「おんな城主 直虎」を手掛けた森下佳子氏が担当する。

 この日は宮沢のほか、江戸幕府老中・田沼意次役の渡辺謙、浮世絵師・喜多川歌麿役の染谷将太、浮世絵版画時代の代表的な版元で地本問屋・鱗形屋孫兵衛を演じる片岡愛之助も発表された。

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