河西邦剛弁護士 ジャニ「NGリスト」に「ヤラセっぽく感じられちゃう…出来レース記者会見」

[ 2023年10月5日 13:24 ]

東京・赤坂のTBS
Photo By スポニチ

 レイ法律事務所パートナー弁護士で芸能トラブル・メディア関係の法律問題が専門の河西邦剛弁護士が5日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったとされる問題にコメントした。

 スポニチ本紙が入手した、この“極秘リスト”には6人の記者やフリージャーナリストの名前や顔写真が掲載されていた。東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。

 質疑応答は「1社1問」のルールが設けられ、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が指名する形で進行。リストを基に質問者を選別していた疑いが出てきた。

 事務所は4日夜、リストについて「弊社関係者は誰も見ていない」と関与を否定するコメントを発表。会見の前々日の打ち合わせで、「NG」と書かれた媒体リストを示され、副社長の井ノ原快彦が疑問を呈したところ、コンサル会社が「(会見の)後半で当てるようにする」と話したという。会見の運営を任されていたのは、米国に本社がある「FTIコンサルティング」で、事務所が9月7日に初めて行った会見も担当している。

 番組に出演した鈴木エイト氏が持参した「10月2日 記者会見」と題された1枚の書類には、「指名候補記者リスト」として「1番目(ビジネス誌)」「2番目(新聞)」「3番目(テレビ)」「4番目(外国語プレス)」そして「指名NG記者リスト」と書かれており、社名、記者名は黒塗りにされていた。

 河西氏は、NGリスト“発覚”に「ヤラセっぽく感じられちゃうことがありますよね。出来レース記者会見じゃないかって言われてしまうところもあったりして。9月7日に1回目の記者会見を経て、スポンサー離れが進んでいて、本当に大事な記者会見だったわけじゃないですか。そこで実際はどうか分かりませんけれども、リストが出回ってしまうこと自体、企業の管理の不十分さ、それが出てしまいましたし、いろんな人が不安になりますよね。タレントさんも被害者の方々も経済界も」と自身の見解を述べた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年10月5日のニュース