極秘入手!ジャニーズ会見「NG記者リスト」 関係者「コンサル会社が短絡的理由で勝手に作成したのでは」

[ 2023年10月5日 04:30 ]

<ジャニーズ事務所会見>多くの報道陣が会見に駆けつける
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 創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったことが4日分かった。事務所から会見の運営を任されていたコンサルティング会社側が会見場に持参していた。本紙はこの“極秘リスト”を入手した。リストには6人の記者やフリージャーナリストの名前や顔写真が掲載されていた。東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。

 質疑応答は「1社1問」のルールが設けられ、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が指名する形で進行。リストを基に質問者を選別していた疑いが出てきた。

 事務所はこの日夜、リストについて「弊社関係者は誰も見ていない」と関与を否定するコメントを発表。会見の前々日の打ち合わせで、「NG」と書かれた媒体リストを示され、副社長の井ノ原快彦が疑問を呈したところ、コンサル会社が「(会見の)後半で当てるようにする」と話したという。会見の事情を知る関係者は本紙の取材に「コンサル会社が会見をスムーズに進めたいという短絡的な理由で勝手に作成したのではないか」と話した。

 会見の運営を任されていたのは、米国に本社がある「FTIコンサルティング」で、事務所が9月7日に初めて行った会見も担当。同社は取材に「あす、担当部署から連絡します」とだけ答えた。

 9月7日の会見は4時間余りの長丁場となったのに対して、今月2日の会見は「会場の使用時間」を理由に2時間とアナウンスされてスタート。300人近い記者らが詰めかけたが、挙手する記者が後を絶たない中で打ち切られた。会場内は一時騒然。指名されなかった記者らの間からは、意図的に指名しなかった可能性などに触れて「とんだ茶番会見」「八百長会見」と批判の声が上がっていた。

 NGリスト自体に事務所の関与がなくとも、前々日の打ち合わせでコンサル会社から会見の進行方針を示されていたことを考えると、最終確認の詰めがあまりに甘く、事務所の混乱ぶりが露呈したとも言えそうだ。

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