6日竜王戦開幕 藤井竜王「対戦を楽しみにしていた」挑む伊藤匠七段「物凄く緊張して…」同い年対決前夜祭

[ 2023年10月5日 19:08 ]

<第三十六期竜王戦前夜祭>フォトセッションに臨む(左から)伊藤匠七段、藤井聡太竜王(撮影・大城 有生希)
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 将棋の第36期竜王戦7番勝負第1局(6、7日=東京都渋谷区・セルリアンタワー能楽堂)を控えた5日、藤井聡太竜王(21)=王将、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=と挑戦者の伊藤匠七段(20)が対局場を検分し、同所の東急ホテルで行われた前夜祭に参加した。

 2人合わせて41歳はタイトル戦史上最年少。3連覇を狙う藤井竜王は「ここに来るといよいよ竜王戦だなと思います」とあいさつ。「伊藤七段とは同い年…」と言いかけて「あ、今は私の方が一つ上なんですけど」と続け、場を和ませる場面もあった。今7番勝負については「対戦を楽しみにしていた。面白い将棋にできるように精いっぱい頑張りたい」と、立て板に水のごとく決意を明かした。

 司会者から今シリーズの開催地について尋ねられると「今までに行ったことのない対局場もある。どうやって行こうかなと考えているところです」と鉄道好きらしく余裕の受け答え。対照的にタイトル戦初登場の伊藤は「物凄く緊張しています」と吐露するようにガチガチだったが「対局場を検分して気持ちの高まりを感じた。話すことは得意ではないが、盤上で(思いを)表現したい」と低音ボイスで意欲を語った。

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