西山晴基弁護士 ジャニ「NGリスト」報道に「今回の記者会見全体の信頼を揺るがすような行為」

[ 2023年10月5日 11:22 ]

テレビ朝日
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 元検事で芸能エンターティンメントの法務にも詳しい西山晴基弁護士が5日、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)にVTR出演。創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったとされる問題にコメントした。

 スポニチ本紙が入手した、この“極秘リスト”には6人の記者やフリージャーナリストの名前や顔写真が掲載されていた。東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。

 質疑応答は「1社1問」のルールが設けられ、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が指名する形で進行。リストを基に質問者を選別していた疑いが出てきた。

 事務所は4日夜、リストについて「弊社関係者は誰も見ていない」と関与を否定するコメントを発表。会見の前々日の打ち合わせで、「NG」と書かれた媒体リストを示され、副社長の井ノ原快彦が疑問を呈したところ、コンサル会社が「(会見の)後半で当てるようにする」と話したという。会見の運営を任されていたのは、米国に本社がある「FTIコンサルティング」で、事務所が9月7日に初めて行った会見も担当している。

 西山氏は「今回の会見では(多くの人が質問できるように)1社1問というルールがかなり強調されていました。今回のNGリストというのは、このルールの前提を欠く行為になっていますので、今回の記者会見全体の信頼を揺るがすような行為と認識しています」と指摘。

 そして「運営会社もジャニーズ事務所から委託を受けてやっているわけなので、運営会社の方が独断でそういったことをするのかについては率直に疑問が残るところ」と自身の見解を述べた。

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