河西邦剛弁護士 ジャニ「NGリスト」に「東山社長の責任の範囲が徹底できていなかったことの表れ」

[ 2023年10月5日 13:56 ]

東京・赤坂のTBS
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 レイ法律事務所パートナー弁護士で芸能トラブル・メディア関係の法律問題が専門の河西邦剛弁護士が5日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったとされる問題にコメントした。

 スポニチ本紙が入手した、“極秘リスト”には6人の記者やフリージャーナリストの名前や顔写真が掲載されていた。東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。

 質疑応答は「1社1問」のルールが設けられ、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が指名する形で進行。リストを基に質問者を選別していた疑いが出てきた。

 事務所は4日夜、リストについて「弊社関係者は誰も見ていない」と関与を否定するコメントを発表。会見の前々日の打ち合わせで、「NG」と書かれた媒体リストを示され、副社長の井ノ原快彦が疑問を呈したところ、コンサル会社が「(会見の)後半で当てるようにする」と話したという。会見の運営を任されていたのは、米国に本社がある「FTIコンサルティング」で、事務所が9月7日に初めて行った会見も担当している。

 番組に出演した鈴木エイト氏が持参した「10月2日 記者会見」と題された1枚の書類には、「指名候補記者リスト」として「1番目(ビジネス誌)」「2番目(新聞)」「3番目(テレビ)」「4番目(外国語プレス)」そして「指名NG記者リスト」と書かれており、社名、記者名は黒塗りにされていた。

 河西氏は「根本的あるのは、会社(ジャニーズ事務所)の責任というところだと思うんですよね。発注先のせいにしようと思えばいくらでもできる。お願いはしてませんとか。今回は、知りませんでしたという表現にはなっていないので認識していたわけですよね。ということは、知っていたことに対する責任というのは会社であって、それはジャニーズの代表取締役、社長が知っていた上でどのように記者会見について、そのリストはやめてくれって言うか言わないかっていう判断をしていかないといけない。社長の責任の範囲っていうところが徹底できていなかったことの表れになってしまっているのかなと思いましたね」と自身の見解を述べた。

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