ジャニーズ会見NGリスト “謝罪マスター”が疑問「当てない人を準備なんて」「指名手配書ですよね」

[ 2023年10月5日 15:30 ]

東京・赤坂のTBS
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 元吉本興業専務の竹中功氏が5日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があった問題についてコメントした。

 ジャニーズ事務所はリストの作成などについての関与を否定。会見の運営を任されていたコンサルティング会社「FTIコンサルティング」はこの日、「この資料は限られた会見使用時間の中で会見の円滑な準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもの」とリストの存在を認めた。また「ジャニーズ事務所においては、こうした資料に関わらず、登壇者、司会者の判断のもと、幅広い媒体の記者の皆さまに質問頂くこととし、貴重なご意見を頂戴したところです」と説明し、謝罪した。

 35年間、記者会見を取り仕切った経験があり、番組で“謝罪”マスターと紹介された竹中氏は、「いい話も悪い話も会見やりましたが、想定問答は作っていました。こんな質問にはこう答えようとか」と、あらかじめ想定される質問に対する回答は用意していた経験を告白。しかし、「当てない人を準備するなんて、あってはならないですし、会見の場でどんなコミュニケーションを取る気でおんねん?というふうに思いましたね」と、リストの作成意図に疑問を呈した。

 リストには6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真が掲載されており、東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。竹中氏は「手配書ですよね、言うたら。指名手配書ですよね」と衝撃的な表現で切り捨てた。また、会見が2時間と制限されたことには、「2時間って決めたのは何なの?ですよね。どこかの(テレビ局の)編成の都合にはめかけたん?という」と、自身の推測を口に。「東さん(東国原英夫氏)のおっしゃられた通り、朝までやればいいですよ。4、5日もかければええですよ」と提案した。

 同事務所は会見前々日の段階で、コンサル会社から示されたNGリストの存在を把握したといい、そこで井ノ原快彦が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と反発したことを明かしている。同社が「では当てるようにします」とし、NGリストが無力化したにもかかわらず、実際にはリストを持った関係者が会場にいた。竹中氏は「その紙がそこにあったわけでしょう?人の話を全然聞いてへんってことでしょう?そこで発覚したなら、(紙が)なくなったらええやないですか?まだ会場にあったわけでしょう?ということですから。人の話、聞いてへんってことでしょう?大人なら人の話を聞かな」と苦言を呈した。

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