藤原紀香 梨園の妻になって気づいた裏方の大切さ「こういう人が作ってくれているんだ、ライブをと」

[ 2023年9月17日 19:22 ]

藤原紀香
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 女優の藤原紀香(52)が、17日放送のTBS系「おしゃべり特区」(後3・30)に出演し、梨園の妻について語った。

 番組では、シンガー・ソングライター大黒摩季(53)と2人旅ロケ。藤原がMCを務める音楽番組で共演してから意気投合し、20年来の親友だという。

 大黒からは「私は音楽だけでいいじゃん。梨園の妻、藤原紀香、つらくないの?」と問われた。2016年に歌舞伎俳優の片岡愛之助と結婚した藤原は、「正直言って、“大変でしょう?”、“何足のわらじはいてるの?”って言われるんだけど、大変て思ったことがないねん。気持ち的に」と答えつつも、「体力的には、すごい大変」とも明かした。

 ある夜、大黒が深夜に帰宅し、晩酌していたことがあったという。「私が夜中にレコーディングから帰って、今から一人晩酌しようかなと思っている時に、(藤原が)“起きて着付けやっとる~”って言ってたもんな」。藤原は「午前2時半くらいから髪結いしてもらって、始発に乗って博多の初日行ったりとか」と、当時を振り返った。

 しかし、梨園の妻によって得ることは多くあるという。「この7年思うに思うに、季節の心得を知らなかったり、着物の季節感、行事にやること、こんな大事なことを7年間でめちゃめちゃ知ったから、もしこのまま知らなくて俳優業を続けているの、怖かったなって思う」と打ち明けた。

 現場では当然、マネジャーも付かず、梨園の妻としてひたすら裏方に徹する。「劇場の中でお弁当屋さんがいて、劇場の人がいて、こういう人が作ってくれているんだ、ライブをと。(そういうことを)知らなかったかもしれない。そう思ったら、チケット握りしめて、“コロナで何年も舞台見られなかったのよ”と言って、おばあちゃんとか来てくれるのを見て、うれしいなと」。藤原の謙虚な姿勢に、大黒は「あんたが梨園に入ったのって、裏方を知るためのプロセスだったんだね」と感心した。

 それでも、大黒から見て、藤原がしんどそうにしている時があったという。「最初のころすごい軋轢があったはずだし、うすうす気づいていたけど…。“私が出て行こうか?”って言ったら、“大ごとになるからやめて!”って。“まきぞう(大黒)が出てきたら大ごとになる”って」。また「はたから見てると、世論とかいろいろ言っててさ、“お前に紀香の何が分かるんだ!この野郎!出て来い!”って。“タイマンでかかって来い”と思う。中身を知らない人たちに何が分かるんだ?みたいな」と、藤原の苦労を知らない名もなき人の声に怒りをぶちまけた。

 藤原は「応援してくれる人8割、アンチ2割というのは当たり前だもんね」と達観していた。

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