「どうする家康」茶々に唐入り…怪物ムロ秀吉の尽きぬ欲望 ネット戦慄「秀長もドン引き」「大政所も怯え」

[ 2023年9月17日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第35話。豊臣秀吉(ムロツヨシ)の欲望は尽きることなく…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は17日、第35話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第35話は「欲望の怪物」。豊臣秀吉(ムロツヨシ)は母・仲(高畑淳子)を、徳川家康(松本潤)の上洛と引き換えに人質として岡崎へ送る。秀吉は家康を歓待。妻の寧々(和久井映見)や弟・秀長(佐藤隆太)を紹介し、諸大名の前で一芝居打ってくれと頼み込む。大坂を発つ前夜、秀吉から北条・真田の手綱を握る役目を任された家康は、1人の男と出会い、興味を持つ。それは豊臣一の切れ者と名高い石田三成(中村七之助)だった…という展開。

 家康は「つきましては、殿下の陣羽織を、頂戴しとう存じます」「この家康がいるからには、二度と、二度と、二度~と!殿下に陣羽織は着させません」と宣言。祝いの儀は無事終了。豊臣秀長(佐藤隆太)も家康に感謝した。

 家康が浅井3姉妹は息災かと尋ねると、秀吉は「息災、息災。皆、健やかに、麗しくお育ちだで。特に一番上の、茶々…。そりゃあ、もう…。もうじき、わし…」。秀長は兄を制止し、家康に真田の説得を念押しした。

 家康は「私は、二度と無益な戦をせぬと心に決めております。この世を、戦なき世にいたしましょう」――。

 仲は「ありゃ、わしの息子なんかのう。わしゃ、あれのことを何も知らん」「ありゃ何者じゃ。わしゃ何を産んだんじゃ。とんでもねえ化け物を産んでまったみたいで、おっかねえ」と恐れ慄き「誰かが力ずくで首根っこを押さえたらんと、えれえことになるんだないかのう。そう徳川殿にお伝えしてちょー!」――。

 家康が立ち去ると、秀吉は「戦なき世か。家康…戦がなくなったら、武士共をどうやって食わしていく。民もじゃ。民をまっとまっと豊かにしてやらにゃいかん。日ノ下を一統一したとて、この世から戦がなくなることは、ねえ」。背後を振り向き「切り取る国は、日ノ本の外にもまだまだ、あるがや」と目を向いた。それは唐の地図――。引き気味の秀長が「今は天下一統一でござる。先々のことは追々」と声を掛けると、秀吉は真顔で睨み返した。

 関白に上り詰めた秀吉の底知れぬ恐怖は、明智光秀の首級に「あ、明智殿。今までで一番ええ顔しとるがね」と言い放った第29話(7月30日)から、さらに増した。

 SNS上には「人間の欲深さは底知れない。回を重ねるごとに秀吉が怖くなっていく」「天下一統したら海外に目を向ける秀吉。これには秀長もドン引き」「秀吉が弟も大政所も怯えるくらいの怪物になってしまった」「大政所様の独白が秀吉という人間の正体を的確に言い過ぎて気の毒に」「ムロ秀吉、今回も良かったな。狂気のスイッチのオンオフが相変わらずおっかないし、古沢さんの脚本上における人物描写も多面的で凄みがある。今作の大政所の描写、歴代大河の中でも、だいぶ好きかもしれない。秀吉という化け物に対する陰影の付け方が多面的というか、その手があったかみたいな」などの声が上がった。

 次回は第36話「於愛日記」(9月24日)が放送される。

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