「どうする家康」家康に来てほしかった?岡田准一「どうでしょう…難しい」本能寺・信長の最期を振り返る

[ 2023年7月23日 20:55 ]

大河ドラマ「どうする家康」第28話。燃え盛る本能寺の中へ消えていく織田信長(岡田准一・奥)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は23日、第28話が放送され、中盤のクライマックスにして戦国最大のミステリー「本能寺の変」(天正10年、1582年)を迎えた。「本能寺の変」が描かれる大河は18作目だが、今作は織田信長と徳川家康の絆を全面に押し出した異色の結末。俳優の岡田准一(42)が初回から強烈なインパクトを刻み、ドラマを牽引した孤独なカリスマの最期に、SNS上には「岡田信長ロス」が広がった。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第28話は「本能寺の変」。織田信長(岡田准一)が本能寺へ入ったという報に、徳川家康(松本潤)は堺へ向かう。堺の商人たちと手を結び、家康は信長を討った後の体制も盤石に整える。しかし、そこへ突如、お市の方(北川景子)が現れる。お市から知られざる信長の思いを聞かされ、家康は戸惑う。信長を討つなら今夜しかない――。家康は一世一代の決断を迫られる。そして、迎えた夜明け。本能寺は炎に包まれ…という展開。

 一晩中、悩み抜き、家康は「決断できぬ」と涙。しかし、その間、千載一遇のチャンスに、明智は「時は今 雨が下知る 五月かな」。首尾よく本能寺を襲撃。家康は先を越されていた。

 大軍勢の光秀に狙われた家康は、家臣団と堺から逃走。山道、敵に相対しながら、脳裏には信長との思い出が甦る。炎に包まれた本能寺。信長は「家康…どこじゃ…どこにいる…家康…」。障子を開けると、眼前には明智。「何だ、おまえか」「やれんのか、金柑頭!おまえに俺の代わりが!」と失望の色。家康は「さらば、狼。ありがとう、我が友」――。信長は燃え盛る炎の中へ消えていった。

 信長のラストシーンについて、岡田は同局を通じて「家康が妻子を亡くすきっかけを作ったのは信長なので、それに対して家康がどう思っているかは想像していたでしょう。状況的に裏切られる可能性もあると思っていたはずなので、家康が決心して討ちに来るのなら、受け止めて戦う。でも、ただやられる気はなかっただろうと思います。最終的に家康は討たないという彼らしい決断をするわけですが、家康に本能寺へ来てほしいと願っていたかと聞かれると、どうでしょう…難しいですね」とコメント。

 「でも、明智光秀に討たれた時、最期に思い出すのはやはり家康だったのだろうなと。家康を救いのような、恐怖の対象のような、頼りたいけど突き放したいような…2人ならではの関係性、愛情が死ぬ間際まで続いていたのかなと思います」と総括した。

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