世界的実績を持つ「第五人格」eスポーツチーム、コーチの暴言を謝罪 活動停止と報酬全額カット処分

[ 2023年3月1日 11:02 ]

CREST GAMING第五人格部門の公式ツイッターアカウント

 NetEase Gamesが開発した非対称対戦型マルチプレイゲーム「第五人格Identity V」のプロチーム・CREST GAMING第五人格部門の公式サイトが2月28日に更新され、同チーム所属メンバーに不適切な発言があったとして謝罪し、3カ月間のコーチ活動停止、活動停止期間の報酬全額カットなどの処分を発表した。

 第五人格は全世界で2億人がプレーする大人気ゲーム。日本でも2019年に初の公式大会「IVC」が開催され、2022年に国内プロフェッショナルリーグが発足した。今年は世界規模のeスポーツ大会「COA V」の開催を予定している。

 「CREST GAMING第五人格部門」は、この世界大会「COA Ⅲ」で世界4位、国内大会「2021秋季IVC」2位、「2022秋季IJL」2位などの好成績を収める注目のeスポーツチーム。このチームのコーチとして活動している「CCコーチ」は、大会のミラーリング配信で「キモイ」「ウザイ」などの暴言を吐いたとして、自身の発言についてツイッター上で「ウザイなどの暴言に関しては本当にふさわしく無かったし、不快にさせてしまい反省しています。申し訳ありませんでした」と謝罪していた。

 その後、チーム公式サイトが「当社第五人格部門に所属するCCコーチの配信中に、不適切発言があったことを確認いたしました」と発表。「Call of the Abyss VIに出場するチームの皆様、応援してくださるファンの皆様、スポンサー各社の皆様、および関係各所の皆様にご迷惑とご不快な思いをさせてしまい、お詫び申し上げます。当社として、CCコーチの発言はコーチとしての立場に対する自覚と責任にかけた発言であったと、重く受け止めております」と謝罪し「そして当該発言は極めて不適切であると判断し、以下の処分を決定いたしました」として「3カ月間のコーチ活動停止」「活動停止期間の報酬全額カット」「CCコーチによるミラー配信禁止」の処分を報告。「今後は当該選手に限らず、所属する選手への教育、管理体制・マネジメント体制を強化し、再発防止を徹底してまいります」と呼びかけた。

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2023年3月1日のニュース