日本プロ麻雀連盟 タイトル戦「チョンボ」謝罪 別の出場者指摘で発覚 「プロとして言い訳はできない」

[ 2023年3月1日 11:38 ]

麻雀
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 日本プロ麻雀連盟は1日までに公式ツイッターを更新。26日に行われた女性プロによるタイトル戦「桜蕾戦」で起きた反則について謝罪した。

 「桜蕾戦」は次世代スターの発掘を目的に、2021年に設立された世代限定のタイトル戦。出場していたプロ雀士の香野蘭が自身のツイッターで「今日の桜蕾戦 789副露の人ツモ発声したが役なし 役ないですよ ツモがあります!鳴いてるので鳴いてもツモは役ですよね?と言われて凄い気持ちになった。ミスではなく根本から知らないのは正直プロの試合出てはいけないと思う」と指摘して発覚。ファンの間では反則した選手へ疑問の声が広がっていた。

 連盟は香野の投稿について「香野蘭プロが指摘した通りのチョンボが発生しました。また、アガリ役に対する認識に間違いがあると取れるような発言を、立会人も聞いております。しかしながら、そのことをTwitterで発言してしまったことについては、香野プロ本人もいたく反省しており“立会人や理事会に要望として出さずに、SNSでつぶやいてしまい、騒ぎを大きくしてしまったことについて、誠に申し訳なく思っております。今後はこのようなことがないよう、注意してまいります”と言っております」と説明。

 さらに、反則した選手について「当然ですが、プロテストを受けて筆記試験でも高得点をとった選手です。しかし、実際に間違えて役のないアガリ宣言をしてしまいました。当人は“極度の緊張から、完全に勘違いをしてしまい、対局相手の皆様や運営の方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。普段できていることが試合でできなかった場合、プロの選手として言い訳はできないと思います。今後はさらに精進を重ね、プロ選手として成長できるよう訓練をしてまいります。大変申し訳ありませんでした”と反省しております。ファンの皆様にはお見苦しいところをお見せしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」とした。

 「今回の件は、若い選手が起こしたミスについて、私たち運営サイドがうまく対処できなかったために、ファンの皆様にご迷惑をおかけする結果となりました。改めまして、運営者を代表してお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。また、このような状況でお願いするのは恐縮ではありますが、これから先、長く競技選手を続ける選手たちのことを、温かく見守っていただければ幸いです。麻雀ファンの皆様は情熱的で、かつ寛容で、これまでもずっと当会並びに当会所属選手たちを叱咤激励し続けてくださいました。これに懲りず、これからも、皆様からのご指導ご鞭撻をいただくことができましたら、幸いでございます」と結んだ。

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2023年3月1日のニュース