成田悠輔氏 個性的な視点や発言は「人よりあんまり社会と関わったりしてないから」背景には家族が影響

[ 2023年1月7日 11:50 ]

日本テレビ
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 米エール大学助教授で経済学者の成田悠輔氏が、6日放送の日本テレビ「アナザースカイ」(金曜・後11・05)にゲスト出演。自身のバックボーンについて語った。

 個性的な視点や切り口、発言が人気を集め、数々の番組にコメンテーターとして出演する成田氏。「仕事が増えているというのは、自分みたいな感じの人がテレビとかYoutubeに出ないからじゃないですか。専門職っぽい人って基本、目立つところに出てこないと思うんですよ」と自身のような研究者はあまり表に出てこないからこそ、メディアで表だって発言をする自分に仕事が舞い込んでくるのではと分析した。

 個性的な物の見方については「皆、子供の頃はちょっと変なものじゃないですか。だって子供の頃って空気読めないし、周りからギョッとされることを言ったりするじゃないですか。段々、周りが何を考えているか、どんなことをやると波風が立たないかを学習していっちゃう。だから子供のまま改修されなかったら皆、変な宇宙人キャラのまま」と持論を展開。自身は人に比べ、子供のまま生きてきたと振り返り、その要因として「人よりあんまり社会と関わったりしてないから。ただそれだけだと思う」と断言。「飽きっぽいし体力ない。だから人とずっと一緒にいるとかってすぐ疲れるんです」とあっけらかんと笑った。

 そして「仕事を一緒にするとか、表面的なコミュニケーションをする人はいる」としながらも「だけど、仲が良いとか友達みたいなのはあんまりいないですよね」ときっぱり。「心が通い合って疲れて疲弊するぐらいなら、孤独で1人で体力を温存してる方が良いかな」と独自の思考を口にした。

 背景として「結構、自分の家族とか前の世代の人たちを見てると、無理なのに頑張って壊れた人が多いんですよ」と周囲の人たちが影響しているといい「父親も社会人っぽいフリをしようとして、無理がたたってどこかで壊れて失踪しちゃったり、親の親とかも精神を病んで途中で壊れちゃうみたいな人が多い」とポツリ。「だから、自分も頑張ったらそうなるんじゃないかなって感じはなんとなく予感としてはありましたね。だったら、始めからそういうゲームからは逸脱しちゃった方が楽なのかなってどこかの段階で気付いた」と親や祖父が社会とのつながりを求めたが故に壊れていく姿を見ていたからこそ、最初から社会や人と深く関わりをもたないようにしていると語った。

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2023年1月7日のニュース