日活ロマンポルノ50周年 3人の監督の新作公開を記念し懐かしの作品を渋谷で上映

[ 2022年8月26日 21:00 ]

「天使のはらわた 赤い教室」の一場面。水原ゆう紀(左)と蟹江敬三 (c)日活
Photo By 提供写真

 日活ロマンポルノ生誕50周年を記念して「ロマンポルノ・ナウ」の名のもと、新作3本が製作されて話題を呼んでいる。9月16日に先陣を切って公開される松居大悟監督の「手」、同30日封切りの白石晃士監督「愛してる!」、そして10月14日公開の金子修介監督「百合の雨音」の3作だ。

 この3人の監督が過去に製作されたロマンポルノ1100タイトルの中から2本ずつ厳選したクラシックの名作と、1971年11月20日に公開された記念すべき第1弾「団地妻 昼下がりの情事」を加えた計7本が9月2日から15日まで、ヒューマントラスト渋谷で「夏のSPECIIAL WEEK」と題して上映されることが決まった。

 松居監督が選んだのは田中真理主演の「セックス・ライダー 濡れたハイウェイ」(監督蔵原惟二、71年)と小川より子主演の「愛欲の日々 エクスタシー」(監督磯村一路、84年)の2本、白石監督は水原ゆう紀主演の「天使のはらわた 赤い教室」(監督曽根中生、79年)と桂木麻也子主演の「天使のはらわた 赤い眩暈」(監督石井隆、88年)をセレクト。金子監督は自身のデビュー作で山本奈津子主演の「宇能鴻一郎の濡れて打つ」(84年)とかとうみゆき主演の「ラスト・キャバレー」(88年)をピックアップした。

 オールドファンはもちろん、初めてロマンポルノに触れるヤング層の興味もかきたてる興奮の豪華ラインアップ。加えて、9月10日の深夜から明朝にかけては新作3本の一挙上映も決定。松居、白石、金子3監督のトークショーも上映前に行われる予定で、ぜいたくなオールナイトイベントとなる。

続きを表示

2022年8月26日のニュース