「ちむどんどん」スラダン三井?矢作さん“涙の千切り”ネットもらい泣きも 房子も謝罪 暢子に最強助っ人

[ 2022年8月26日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第100話。房子(原田美枝子)と再会し、謝罪する矢作(井之脇海)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は26日、第100話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第100話は、暢子(黒島)は矢作(井之脇海)に自分の店を手伝ってほしいと望んでいるが、矢作は頑なに拒む。は三郎(片岡鶴太郎)の協力により、暢子は姿を消した矢作を見つけると、かつて勤めた「アッラ・フォンターナ」に連れていく。矢作は以前に散々迷惑をかけてしまったオーナーの房子(原田美枝子)と気まずい再会を果たす。房子はそんな矢作のために、意外な準備をし…という展開。

 房子は矢作の退職金を差し出し「独立したいと思った時点で、ちゃんと相談してほしかった。私も反省してる。オーナーとしての、人徳に欠けていたって」などと謝罪。「あなたも大切な人のためなら、いくらでもやり直せる」などとアドバイスした。

 矢作の妻・佳代(藤間爽子)がフォンターナに呼ばれていた。佳代は離婚届を提出しておらず「もう一度、料理人になってください」などと夫の手を取った。

 突然退職した後、店の売上金と権利証を盗んだ矢作。「オーナー、申し訳ありませんでした」と土下座。房子の「あなた、まだ若い。いくらでも、やり直せる」の言葉に「ありがとうございます」と感謝した。

 暢子は沖縄そばを振る舞った。矢作は「まあまあだな。鰹と豚の出汁は悪くないが、麺はもうちょっと細い方がいい。オレならあと1ミリ、いや2ミリは攻める。昔初めて食べた時よりかは、いくらかましかな」。暢子が最初に沖縄そばを振る舞った時、一番に「うまい」と声を上げたのが矢作だった。

 二ツ橋は矢作の包丁を確認し「あなたが悪い人間でないことは、オーナーをはじめ、みんなよく知っています。だけど、あなたは料理人として道を誤り、信頼を失ってしまった。その重たい荷物は、あなたが料理人を続けていく限り、ずっと背負い続けなければなりません。その覚悟を持てるなら、いつかきっと失った信頼を、取り戻せるはずです」などと叱咤激励。矢作は「このお礼は、いずれ必ず」と涙ながらに頭を下げた。房子は「長い間、ご苦労さまでした」と送り出した。

 二ツ橋によると、矢作の包丁は手入れされていた。暢子が三郎から伝え聞いたところによると、矢作は鶴見に流れ着いた後、何軒も飲食店を回ったが、身元保証人もいなかったため、雇ってもらえなかった。「下働きでも何でもします。もう一度、料理がしたいんです!」――。

 杉並・ちむどんどん。矢作が現れた。矢作が働く条件は「休みは週1日」「残業はしない」「給料は相場でいいが、支払いが遅れるなどした場合は即辞める」。矢作は暢子に頼まれ、早速、パパイアを千切り。喜びの涙がにじんだ。

 SNS上には「矢作の涙にもらい泣き」「井之脇くんの演技力に泣かされる」「今日は料理がしたくてたまらなかった矢作先輩の涙にちむどんどん」「やっぱり三井と安西先生やんか」「矢作の料理がしたいんです!スラムダンクの三井だよね!」などの声。矢作の復活劇を、バスケットボール漫画「SLAM DUNK」の名台詞、三井寿の「バスケがしたいです…」に重ねる視聴者もいた。

 第21週は「君と僕のイナムドゥチ」(8月29日~9月2日)。暢子は“最強助っ人”と沖縄料理店「ちむどんどん」開店に向かう。

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