仲野太賀は「助演という言葉がピッタリ」　西川監督が感謝/毎日映画コンクール

男優助演賞を受賞、笑顔でインタビューに応じる仲野太賀（撮影・白鳥　佳樹）
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　第76回毎日映画コンクールの表彰式が15日、東京・目黒区のめぐろパーシモンホールで開催され、男優助演賞を受賞した仲野太賀（28）は別作品の撮影のため欠席した。

　日本映画優秀賞を贈られた西川美和監督の「すばらしき世界」で、役所広司演じる元殺人犯・三上の再起を執拗に追うテレビマンを演じた。仲野に代わってブロンズ像を受け取った西川監督は、仲野を「助演という言葉がぴったりくる俳優だなと思います」と表現。「スタッフと俳優の距離とか垣根みたいなものを、彼がいるおかげで縮めてくれたり、共演している俳優さんたちも、太賀君がいると、どの現場も助けられている感覚」と、撮影には欠かせない存在だったことを説明した。

　仲野はVTRでメッセージを寄せた。「正直、すてきな賞にふさわしい演技ができたのかどうか自信がないんですけど、スタッフ、キャストの皆さんに恵まれて今日の日がある」と感謝。「またいつか、西川組の皆さんとお会いできるように、賞にふさわしい俳優でいられるように、作品を大事にしながらこれから先も精進していきたい」と決意を語った。