清原果耶 豪華キャストとの現場は「行くたびに緊張」/毎日映画コンクール

[ 2022年2月15日 16:50 ]

<第76回毎日映画コンクール表彰式>助演女優賞を受賞した清原果耶(撮影・会津 智海)
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 第76回毎日映画コンクールの表彰式が15日、東京・目黒区のめぐろパーシモンホールで開催され、女優助演賞を受賞した清原果耶(20)が登壇した。

 「護られなかった者たちへ」(監督瀬々敬久)では、福祉保険事務所でケースワーカーとして働く女性・円山幹子を演じた。東日本大震災で被災し、立ち直ろうとする中で世間の不条理さに直面。寡黙さの中に、徐々に憎しみを持つようになる、難しいが演じがいのある役どころだった。

 昨年、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でも被災者役だった。苦難の中でも朗らかに振る舞おうとする百音が“陽”なら、幹子は確実に“陰”。「幹子という役は、人間の多面性を色濃く描かれたキャラだった。優しさと狂気と2面を綿密に考えながら、話し合いながら演じました」と振り返った。

 主演の佐藤健をはじめ、阿部寛、緒形直人、倍賞美津子ら、名だたる名優たちとの共演は刺激的な日々だった。「そうそうさるタキャストの中で演じる日々で、現場に行くたびに緊張しました」と、笑顔で明かした。

 作品を通して感じたことがある。「事実は一つだけじゃないんだなとか、いろいろ難しいことばかりですけど、信じすぎずにいろんな目で見ていきたい」。本物たちを目にしてきた貴重な現場で、真実を見極める目を磨く決意を口にした。

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2022年2月15日のニュース