菅田将暉 「ドライブ・マイ・カー」米アカデミー賞作品賞候補入りに大興奮「シンプルに希望」

[ 2022年2月15日 14:20 ]

菅田将暉
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 俳優の菅田将暉(28)が14日深夜放送のニッポン放送「菅田将暉のオールナイトニッポン」(月曜深夜1・00)に出演。濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が第94回アカデミー賞の作品賞にノミネートされたことに「シンプルに希望」と期待を膨らませた。

 オープニングトーク中、菅田は「『ドライブ・マイ・カー』が爆走しております」と、同作が作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門にノミネートされたことに触れ、「作品賞においては日本映画史上初。すごいですね。希望じゃないですか、シンプルに。『いけるんや』っていう。外国語映画賞とかも枠でもない。シンプルに1映画としての作品賞でのノミネートってことでしょ?シンプルに『いけるんや』って、この間(中野)太賀ともそんな話をした」と感嘆の声を上げた。

 俳優仲間の間でも話題に。公開当時に観賞した人としなかった人とで分かれたといい、菅田は観に行かなかった方だった。「もう恥じてるよね、自分を。あのときの自分の嗅覚のなさを。いや、すごいっすよね」と続けた。

 「もちろん賞がすべてではないかもしれないけど」と前置きしたうえで「日本だと何百館もいってなかったとはずよ、最初は。それに対して、ハリウッド映画は全世界で何万館に開いてるねんって話だから、単純に見ている人の数が違う」とそもそも上映規模の違いがあると主張。「ハリウッドでデビューをしなくても、ワンチャンあるということがある意味、証明された。勝手にその道はないものだと思っていたけど、そうじゃないんや、って。英語を覚えて向こうに挑戦する、もしくは今だったら、配信系のドラマに出るっていう、この2択かと思ったら、シンプルにいつも通りの俺らの映画作りで挑戦できるんやっていう、これはすごいですよね。見てない俺が偉そうに言うのは全然違うんやけど、あっちの“ガチアカ”の、ガチアカデミー賞の主演男優賞が西島(秀俊)さんっていうのが全然なくないってことですよね。(将来的には)私、菅田将暉もいつかは入れる可能性があるってことですよね?」と夢を膨らませた。

 今回のことで「何より知られるってことがデカいよね」と菅田。「西島さんや監督のことを知って、次回作を見ようという人が増えていくわけだから。そうやって知られるということが、我々後輩からしたら一番有り難い道標のような気はしますね。楽しみです」と笑顔。とはいえ、自身も日本アカデミー賞ではその西島秀俊と並んで優秀主演男優賞を受章している。最後は「日本のアカデミーは、私がいただきます」と最優秀主演男優賞に意欲を見せた。

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2022年2月15日のニュース