中原ひとみ パーキンソン病の夫・江原真二郎の介護生活 誤嚥性肺炎、夜中に自宅を抜け出したことも

[ 2022年2月15日 14:12 ]

中原ひとみ(2007年撮影)
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 女優の中原ひとみ(85)が15日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。「パーキンソン病」を患う夫で俳優の江原真二郎(85)の様子について語った。

 18年に同番組に夫婦で出演した際に、江原の「パーキンソン病」を明かしていた中原。司会の黒柳徹子から「江原さんは去年の10月からパーキンソン病の施設にお入りになったんですって」と振られると、「そうなんです。あたし、介護はできないなと思ってましたけど3、4年、介護しました。頑張って。だけどねどうしても私じゃできなくなってきたので、専門のところに入所しました」と明かした。

 自宅介護を続けていた昨年7月には、江原が「誤嚥(ごえん)性肺炎」を起こし、救急車で搬送されたことがあった。「だいぶ飲み込みができにくくなって、よくのどをつまらせてたことがあって。それが原因で誤嚥性肺炎になってしまって」検査を受けた結果、娘とも相談し、胃に穴をあけ、カテーテルから栄養を送り込む「胃ろう」の手術を受けたという。現在は胃から栄養を取り込み、飲み込みの力が弱くならないようにゼリーなどは飲み込む練習を行っているが、「『どうしても奥さんじゃ無理』って先生にも言われて、しぶしぶ施設に」と語った。

 自宅介護中には、夜中に江原が自宅を抜け出したこともあったという。「薬がちょっと強い薬で、幻覚とか妄想とかいろいろ起きるんですね」とし、普段は少しの物音でも目が覚める習性がついていたが、たまたま起きられなかった中原が深夜1時ごろに目が覚めると江原がいなかった。近くを探しても見つからず、「どうしよう」と娘に電話、管理会社に探してもらおうとしたところ、インターホンが鳴り、1階のエントランスに江原の姿が。若い男性が江原に自宅を聞き、連れて帰ってくれ、無事だった。

 「本当にびっくりしました」と中原。坂道で車いすから投げ出され、額にケガをしたという江原は「どうしようかと思ったけど、出かけちゃった。死ぬと思った」と話したという。中原は「それからは、すっと出られないように、いろんなものを玄関の前に置いて」と語った。

 中原は「今まで本当に好きなように俳優の仕事もやらせてもらい、お手伝いさんもいてお嬢様のような生活をしてきて、パパのこと一生懸命やったことあんまりなかったので、これからはパパに尽くそう、尽くすなんて言葉、最近死語かなと思うんだけど、もう尽くさなきゃと思って今は病院に行っちゃったので、尽くしても尽くしたりない。できなくなっちゃったでしょ。それがつらいんですよね」と話した。

 施設に入った江原とはコロナ禍で現在15分しか面談できないが、ビデオ通話で会話している。「野球がある時は、電話でも野球の話を大概するんですけど、今はオフになってあんまりないんですけど」と中原。施設ではレクリエーションとして麻雀もできるとし、「たまにやってるみたい」と明かした。

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