倉持仁院長 コロナ感染最多更新、医療現場は「トリアージをしている…医療崩壊が起きている」

[ 2021年1月6日 15:52 ]

読売テレビ社屋
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 呼吸器専門医でインターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁氏が6日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。国内で5日に、新たに4916人の新型コロナウイルス感染者が確認され、1日当たりの過去最多を更新したことについて言及した。

 首都圏では埼玉、千葉、神奈川で過去最多となり、東京は過去2番目に多い。この1都3県で2500人超となり、全国の半数以上を占めている。感染者の内訳は東京1278人、神奈川622人、大阪394人、埼玉369人など。死者は東京で14人、兵庫で10人、愛知と大阪で各7人、埼玉、神奈川で各6人などが確認され計76人となり、過去最多。厚生労働省によると、重症者は771人で、前日より40人増えて最多を更新した。

 番組では、速報で東京都内で6日に新型コロナウイルスの感染者が過去最多の1500人超の見通しとなったことを伝えた。これに倉持氏は「実際に(自身の)クリニックを受診している患者さんを診ると、工場でクラスターが出たり銀行で出たり美容室で出たり、あるいは家庭内感染で出たり、もう飲食だけではない」と指摘。そして「さらに言うと、栃木県でも自宅待機が元日が約300人、昨日5日は約500人。我々も肺炎がある高齢者の方のうち、どちらか1人しか入院できないというトリアージをしている。ですから医療現場はもう全然回っていないというか終わっている状態。もう医療崩壊が起きている」と話した。

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2021年1月6日のニュース