山口達也元メンバー 一転否認「酒が残っていると思わなかった」 元検事「無罪勝ち取る狙いか」

[ 2020年9月26日 05:30 ]

25日未明に家宅捜索を終え、「TOKIO」の山口達也元メンバーの自宅マンションを出る警視庁の捜査員
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 道交法違反(酒気帯び運転)容疑で22日に警視庁に現行犯逮捕され、24日夜に釈放されたTOKIOの山口達也元メンバー(48)が「酒が残っていると思わなかった」と供述を一転させていることが25日、分かった。逮捕当初は「酒が残っている自覚はあった」としていた。法曹関係者はその真意を「無罪を勝ち取る狙いがあるのでは」とみている。

 完オチかと思いきや、土壇場で容疑の否認に転じた。

 22日の逮捕当初、警視庁に「酒が残っている自覚はあった」「朝まで飲んでいた」と話していた山口元メンバー。捜査関係者によると、供述を一転させたのは24日朝の送検後。検察の取り調べに対し、21日午後9時ごろから翌22日午前0時ごろまで、1人で麦焼酎をロックで5、6杯飲んだと説明。同9時ごろ起床したといい「バイクに乗る時に酒が残っていると思わなかった」と話している。

 事故が起きたのは同9時半ごろ。逮捕時の検査では、酒気帯び運転の基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)の5倍に相当する0・75ミリグラムのアルコールが検出されていた。

 山口元メンバーが否認に転じたことを受け、東京地検は24日、酒気帯び運転では異例の勾留請求を行った。東京地裁に却下されたが、不服として準抗告もした。同日夜、釈放と同時に警視庁が異例の家宅捜索に踏み切ったのも、供述の急転が背景にあるとみられる。警視庁は山口宅から、封が開いた1・8リットルサイズの紙パック入り麦焼酎とコップなど、段ボール箱2つ分を押収した。

 山口元メンバーはなぜ、供述を一転させたのか。元大阪地検検事の亀井正貴弁護士は「酒気帯びでは弁護士と接見後に被疑者が供述を変えることはよくある。自覚がなかったと主張し、無罪を勝ち取る狙いがあるのでは」とした。15年には、同様の事故で「酒気を帯びている自覚がなかった」として被告に無罪が言い渡された判例(二審は有罪判決)がある。このケースでは、睡眠約6時間を含め飲酒から11時間半が経過。呼気検査では0・39ミリグラムが検出された。

 今回、無罪判決が下る可能性はあるのか。亀井氏は「0・75という高い数値が出ているので、いくら自覚がなかったと言っても、その弁解は通りにくい」と指摘。一方で「無罪の可能性もゼロではない」といい「これだけ大きな騒ぎになったし、不起訴はありえないだろう。実際の飲酒量がもっと多かったことや、パソコンの履歴などからほとんど睡眠していなかったことなどを暴こうとして家宅捜索したのでは」と、捜査側の狙いを推測した。

 《姿は見せず》山口元メンバーの自宅周辺には多くの報道陣が集まったが、姿を見せることはなかった。警視庁は今後も任意の捜査を続ける意向。山口元メンバーが事故を起こした際に乗っていた米ハーレーダビッドソン社の1200CCの大型バイクは、練馬署に保管されている。

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