加藤清史郎、公開延期だった主演作が封切り「いまだからこそ多くの人に」

[ 2020年7月31日 15:53 ]

映画「#ハンド全力」のヒット祈願を行った加藤清史郎
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 俳優の加藤清史郎(18)が31日、東京・亀戸香取神社で映画「#ハンド全力」(監督松居大悟)のヒット祈願を行った。

 当初は5月公開予定だったが新型コロナウイルスの影響で延期され、この日ようやく封切りに。またロケ地となった熊本県は令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた。この映画が7年ぶりの主演作となった加藤は「ようやく観ていただけるので非常にうれしいです。去年の春、すべて熊本で撮影したものをこの時期に発信できるのはすごくうれしい」といい、「映画は“どうにもならないことをどうにかする”の大きな1つのテーマ。どうにもならないことは必ずありますが、そういうときだからこそ、楽しめることを見つけて素直に楽しめる素晴らしさを感じられる温かい作品になっている。いまだからこそ多くの人に観ていただきたい」とアピールした。

 撮影は昨年の春。来月4日で19歳になる加藤にとって「高校生の時期に高校生を演じられる最後の作品」となる。加藤は「撮影期間中は春休みだったので、まるで合宿に来ているかのようで、高校生活の延長線のよう。思い出を一言でいうと“楽しかった”の一言」と充実の表情だった。

 売上の一部は、適切な団体を通じて熊本など大雨被害の被災地に寄付することが決まっている。松居監督(34)は「現場で熊本に行った時、熊本や九州の人は強くって。元気を与えるために現場に行ったけど逆に元気をもらった。きっと大丈夫だと信じているので、映画を楽しんでもらいたい」と話した。

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