山本寛斎さんプロデュースイベント オンラインで開催、娘・未來があいさつ 元気プロジェクト継続へ

[ 2020年7月31日 20:56 ]

山本寛斎さん
Photo By スポニチ

 急性骨髄性白血病のため21日に死去したファッションデザイナーの山本寛斎さん(享年76)のプロデュースするオンライン・ファッションイベント「日本元気プロジェクト2020スーパーエネルギー!!」が31日、配信された。

 イベントは「どんな未来も着こなしてやる!!」をテーマにYouTubeなど動画サイトで公開され、冒頭で娘の女優・山本未來(45)があいさつした。未來は「本来であれば本プロジェクトの実行委員長である山本寛斎が元気いっぱいにごあいさつするはずでした。一日も早い復帰に向けて父も闘病生活を頑張っております。本日は娘の私が代わりに父の思いを伝えたいと思います」と伝え、続けて「父からは『これからは自分の仕事は未来を担う方々の気持ちに寄り添いもっといけ、もっといけと叫び応援し続けることだ』と、その熱い気持ちを聞いております。今からご覧いただきます映像は父の熱い熱い思いがこもっています。ぜひ皆様もご一緒に未来の才能を応援していただけたらと願っております」と話した。この映像は寛斎さんが亡くなる直前の今月8日に収録された。

 イベントは都内の倉庫にファッションショーの会場をつくり、ソーシャルディスタンスを保っての進行となった。女優の土屋アンナ(36)とタレントのハリー杉山(35)が案内役を務めた。

 ショーは市川右團次(56)が寛斎さんデザインの凧絵、夏木マリ(68)がデビッド・ボウイさんが着た「TOKYO POP」をまとってのパフォーマンスやデザインを学ぶ次世代の学生によるファッションショーが行われた。続けて、ライブによる世界遺産の比叡山延暦寺から光の演出による中継が行われた。過去のプロジェクトの映像も交えて「諦めるな!なにがあっても 前に前に!だぞッ!!」と日本を元気にするエールが送られた。

 配信の最後にはテロップで寛斎さんの死去が伝えられ、感謝とともに「日本元気プロジェクト」を継続していくことが明らかにされた。

 動画配信のコメント欄には寛斎さんに「ご冥福をお祈りします」「感動しました」「天国で見守ってください」「感極まりました」など追悼と感謝の声が寄せられた。

続きを表示

2020年7月31日のニュース