梅宮アンナ 父・辰夫さん思い涙「すごく愛してもらって、私も愛していた」

[ 2020年7月31日 14:40 ]

タレントの梅宮アンナ
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 タレントの梅宮アンナ(47)が31日放送の「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。昨年12月12日に慢性腎不全のため81歳で亡くなった父の俳優・梅宮辰夫さんへの思いを語り、涙した。

 辰夫さんが療養していた神奈川・真鶴の家と、東京の自宅を「行ったり来たりの生活だった」というアンナ。「病気でこんなこと今まで言わなかったのにな!ってことが起きてくるんで、けんかも多かった。心配だからと真鶴のお家に行って、ドア開けた瞬間に『何しに来たんだ』とか。ちょっと病気になると家族にあたったりとかが多かったので、いい感じの距離感を持つようにしていた」と最後の生活を回顧。「最後、1カ月間会わずに、息を引き取ったという連絡をもらって車を飛ばして(真鶴まで)行った」といい、「4年間の闘病生活があったので、きょうも生きてる、きょうも生きてるっていう感じで時を過ごしていた。私たちの場合は死に対する覚悟はいろんな角度から持って過ごしていたので、息を引き取った時は『これでパパも楽になるな』と思えたのが本音でした」と振り返った。

 さらに「何でもやってきた父だった。私たちに頼むことがなかったんです。そういう父だったので、最後はほとんど何もできなくなってしまって、それが私たちはつらかったですね」と続けた。

 母のクラウディアさんは辰夫さんに「ここ1年、2年前ぐらいから、あなたに何かあったら私たち大変な思いをするから書いておいてね」「お金もちょっとママか、私の口座にちょっと入れておいて」などと“終活”を勧めていたという。アンナも「言いづらいんですけど、だけど現実だしって、言っていたんですけど、最後のほうは『お前、俺の金使う気か!』って。そんなこと絶対にいう言う人ではないのに、不安になってくるんですね。お金の事とかも心配になってきて。そういう話って元気なうちにするべきなんだなと、勉強になった」。ただ、闘病中、辰夫さんは1日中、朝から机に向かって何かを書いていたといい、「亡くなって何を書いてたんだろうって思ったら、レシピだったんです。お料理に向き合っている時は一番安どしてたのかなって。何も書いてないじゃない!って」と苦笑した。

 結局、辰夫さんは“終活”をまったくしていなかっただけでなく、サイン文化の米国出身のクラウディアさんもさまざまな手続きに必要なハンコも持っておらず、「初歩的なことから教えていかないといけなくて。梅宮家の“長男”として頑張っていかないといけないと思って」と遺産や遺品の整理に励んだという。

 芸能一家だけに「小さい時の写真とか見る機会も多くて」と若かりし頃の写真を見つめつつ、「今でもたまにこうして泣くんですけど、すごく愛してもらって、私も愛していた。本当に精いっぱい、私も父もそこに立ち向かって、頑張ったので悔いはないです」と、父を思い出し、涙を流した。

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2020年7月31日のニュース