「なつぞら」大泉洋も最終週に登場!TEAM NACS全員出演ついに実現「半ば諦めて」「本当に感謝」

[ 2019年9月18日 08:15 ]

連続テレビ小説「なつぞら」最終週に出演することが分かった大泉洋(C)NHK
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 俳優の大泉洋(46)がNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)に出演することが18日、分かった。最終週(第26週)(今月23~28日)に、ドラマの舞台となっている北海道にゆかりの深い役で登場。所属する北海道発の5人組人気演劇ユニット「TEAM NACS」のリーダー・森崎博之(47)安田顕(45)戸次重幸(45)音尾琢真(43)は既に今作に登場済みで、大泉が“大トリ”を飾り、メンバー全員の出演がついに実現した。大泉は「ほかのメンバーが出ているのをうらやましく見ており、『もう出られないのかな…』と半ば諦めていたので、本当にうれしいです」と喜んでいる。

 女優の広瀬すず(21)がヒロインを務める節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(52)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 森崎が第19週(8月5~10日)に、十勝支庁の支庁長・大清水洋(おおしみず・ひろし)役で登場。この段階で、残るは大泉だけとなり、メンバー“勢揃い”へのファンの期待が高まっていた。森崎も役名が大泉洋と似ているため、所属事務所サイト内の日記に「(自分が)4人目、ってこともあるし、期待するよね。アイツ(大泉)が今後、登場するのかどうか私にはまったく分からないのですが、まあ、こうなったら揃いたいよね~。無理かな~~。なのでひとまず、彼の名前も背負うつもりで収録に挑んでまいりました」とつづっていた。

 安田、戸次、音尾は北海道・十勝編から登場。安田は帯広の菓子屋「雪月」の店主で、なつの幼なじみ・雪次郎(山田裕貴)の父・小畑雪之助を、戸次はなつに絵心を教えた“初恋の人”天陽(吉沢亮)の父・山田正治を、音尾は柴田牧場で働き、なつにとって酪農の良き先生となった戸村菊介を好演している。

 大泉は「『なつぞら』をご覧の皆さま、私大泉洋も、この度ついに!『なつぞら』に出演させていただけることになりました!これでTEAM NACS全員が出演させていただくことになります。ほかのメンバーが出ているのをうらやましく見ており、『もう出られないのかな…』と半ば諦めていたので、本当にうれしいです。この北海道が舞台の記念すべき朝ドラに、我々TEAM NACSを全員出演させてくれたスタッフの皆さま、そして我々全員の出演を願ってくれたファンの皆さまに本当に感謝です」と謝意。

 注目の役どころは「ほかのメンバーと同じく、私が演じる役も、北海道と関係の深い人物です。放送をお楽しみに!」。多忙なスケジュールの合間を縫い、全体のクランクアップ直前の8月中旬に撮影を行った。「様々な関係者の皆さま、長い間、辛抱強くスケジュール調整していただき、ありがとうございました!!」と感謝の思いは尽きない。

 「TEAM NACS」は1996年、北海学園大学演劇研究会出身の5人が結成。04年、第10回公演「LOOSER~失い続けてしまうアルバム~」で初の東京公演を行った。公演を重ねるごとに人気を集め、15年の第15回公演「悪童」は延べ6万人を動員。千秋楽公演を全国の映画館へ生中継したライブ・ビューイングは3万人、合計9万人を魅了した。18年の第16回公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」は全56ステージを行い、延べ8万人を動員。ライブ・ビューイングと合計し、11万5000人。今や、最もチケットが取りにくい公演の1つになっている。

 折しも、大泉は7月期のTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」(日曜後9・00)に主演。数々のヒットドラマや映画の原作を生み出してきた作家・池井戸潤氏(56)が書き下ろし、6月13日に刊行されたばかりの同名小説(ダイヤモンド社)を早くも映像化。安田が「下町ロケット」(15年、18年)、戸次が「下町ロケット」(15年)、音尾が「陸王」、森崎が「下町ロケット」(18年)と日曜劇場の池井戸作品に先に出演済み。大泉が“大トリ”となっていた。

 大泉の朝ドラ出演はヒロイン(土屋太鳳)の父親役を演じた15年前期「まれ」以来4年ぶり2作目。「なつぞら」最終盤に大きな話題を呼ぶのは間違いない。

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2019年9月18日のニュース