“平成のおんな流し”おかゆ 「全国制覇」してメジャーデビューへ

[ 2019年3月16日 05:30 ]

メジャーデビューするおかゆ
Photo By スポニチ

 「平成のおんなギター流し」が新元号となる5月1日にメジャーデビューする。全国の酒場を回って歌っているシンガー・ソングライターのおかゆ(27)。作詞作曲した歌謡曲「ヨコハマ・ヘンリー」を同日に発売する。

14年1月から流しで活動。平成のうちに全国を制覇しようと目標を立て、残すは大分、宮崎、佐賀、沖縄の4県。「全国制覇は自分との約束。必ず果たしたい」と4月中の達成を目指している。幼少期に、歌手志望だった母親にスナックによく連れて行かれ、人前で歌っていたことがルーツ。1年ほど活動した女性グループを卒業後、22歳の時にインターネットで「スナック 一番多い場所 東京」で検索し、湯島のスナックに飛び込んだ。しかし断られ、ようやく入店が許されたのは33軒目。そこから流し生活が始まった。

 「人から人を伝っていく感じで活動範囲が全国に広がっていきました。次の店を紹介してもらったり、泊めていただいたり、人の温かみを感じています」

 鍛えた度胸で母親の憧れだった高橋真梨子(70)のバックミュージシャンである野々田万照氏(54)にメールを送って自らを売り込み、同氏が代表を務める事務所に所属。デビューのきっかけをつかんだ。

 藤圭子さんをほうふつさせる低音ボイスが魅力的。17年にテレビ東京「THEカラオケ★バトル」で2回優勝するなど、歌唱力は折り紙付きだ。「たくさんの人に自分の作品を届けていきたい」と、新元号になる瞬間から新たなスタートを切る。

続きを表示

2019年3月16日のニュース