嵐 大成功例となった80分の“神会見” 復活に向けての不安材料は?

[ 2019年2月1日 09:30 ]

衝撃!!活動休止 嵐の真相(5)

アイドルグループ「嵐」
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 嵐の“神会見”が芸能界に大きな影響を与えそうだ。

 1月27日、メンバーは80分間、立ったまま真摯(しんし)に取材対応した。会見に先立って活動休止が明かされた直後は、ネット上に悲鳴や落胆の書き込みが目立ったが、会見後にはメンバーの決断を尊重する声へと変わっていった。会見場にいたテレビ関係者は「それぞれ自分の言葉で思いを語り尽くしたことがファン、世の中に受け入れられたのでしょう」と振り返る。

 昨年6月に活動休止を決断してから約半年。会見に向け関係者と打ち合わせを重ねた。実はスポニチ本紙の取材では(1)立ったまま会見する(2)リーダーの大野智(38)を真ん中にして並ぶ(3)取材陣からの質問がなくなるまで受け答えを続ける――の3点を「5人の希望で決めたそうです」(テレビ局関係者)という。

 ライブと同様、練りに練った上で会見本番に臨んだ。櫻井翔(37)は翌28日の日本テレビ「news zero」で「一人一人がそれぞれ目を見て握手をして“よし行こう”と出て行った」と、実際にライブ前のルーティンで気合を入れ会見場に向かったことを明かした。

 5人で話し合い、出した結論が無期限活動休止だった。「解散の情報が流れたのも事実。大野くんの脱退が受け入れられていれば、おそらく解散になった」とテレビ局関係者。最悪の結末は迎えずにすんだことで、相葉雅紀(36)からは「まだ世界に嵐を巻き起こせていないと思っている」と、復活を前提とした前向きな発言も飛び出した。

 ただ復活に向けて不安材料もある。音楽関係者は「タレントにとってブランクがあることがどれだけ大きいか。人気絶頂のバンドも復活後に勢いが衰えるケースが多い」と指摘。ビジュアル面も“課題”となるが、大野は「ビジュアルや体形はキープしていこうと思っている」と実際に気にする様子を見せ、復活後の自分の姿を頭の中にイメージしていることをうかがわせた。

 今回の会見は、男性アイドルのひと区切りのモデルケースとして大成功例となった。アイドルとしての宿命に悩んでいたことを打ち明け、世の中に寛容に受け止められた。以前よりハードルが低くなったとはいえ、ジャニーズタレントとしては難しい「結婚」も、世間に受け入れられそうな空気感も生まれた。

 アイドルから脱皮した嵐はどんなグループとして戻ってくるのか。復活後、今と変わらない大成功を収めることができれば、嵐は伝説になる。=終わり=

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