戸田恵梨香 断捨離効果で?19年秋の朝ドラ「スカーレット」ヒロインに決定 “究極の働き女子”演じる

[ 2018年12月3日 17:30 ]

2019年度後期NHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロインに決まり、会見した戸田恵梨香
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 NHKの2019年度後期連続テレビ小説テレビ小説が「スカーレット」(月〜土曜前8・00、9月30日スタート)に決まり、女優・戸田恵梨香(30)がヒロインを務めることが3日、発表された。戸田は滋賀県内の焼き物の里・信楽の陶芸家役で妻や母となっても、もの作りに情熱を燃やす“究極の働き女子”を演じる。

 「夏子の酒」「ホタルノヒカリ」「つるかめ助産院」などで知られる水橋文美江氏のオリジナル脚本。制作するNHK大阪放送局で会見した戸田は、朝ドラヒロインを受けた裏に、断捨離があったことを明かした。24歳で人気映画、ドラマ「SPEC」シリーズの撮影を終え「私の役者人生の第1章が終わった」と実感。第2章を前に自分に何が必要かが分からず、20代はモヤモヤしていたという。朝ドラのヒロインに関しても、「私はいつも前進、進化していきたい性格。1年間同じ役を演じるのが逆に怖いと思っていた」と告白した。

 そんなとき、ある人に「どうしてそんなに迷い、背負ってるんだ。もっと前に進めるはず」と言われ、自身が立ち止まっていることを痛感。助言をくれた“ある人”が誰かは明かさなかったが、8月17日の30歳の誕生日を機に断捨離を決行したという。「服や物だけでなく、自分に必要のない今までの価値観も捨ててみたら軽くなり、モヤモヤが晴れて心の余裕ができました」。

 ヒロインの依頼がきたのも、ちょうど8月。「1年間1人の女性を演じるのは止まっているのではなく、もの凄く大きな進化がある。なんてぜいたくな時間なんだろう」と価値観も変わり、今回の役を引き受けた。「ぜいたくな時間を楽しみながらしっかりと生きていきたい」と笑顔。地元・関西での約10カ月の撮影にも、「友人の力をもらいながら、おいしいご飯を沢山食べて楽しく過ごすのがエネルギーになると思う。気合で乗り越えます!」と目を輝かせた。

 タイトルのスカーレットは、緋色(ひいろ)の意。陶芸の窯で燃える炎や、ヒロインの情熱的な人生を象徴する。「これまでの役も火、情熱、愛情がキーワードになることが多い。役者・戸田恵梨香のイメージ像の中にあるものなんだな、とあらためて思った」と語った。

 戸田が15〜50代までを演じる主人公は、信楽の女性陶芸家・神山清子さんの手記を参考に描かれた架空の人物。結婚、子育てをしながら陶芸に奮闘し、挫折や失敗にめげずに波瀾(はらん)万丈の人生を明るく生きる女性を描く。来年4月にクランクイン。

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