来年秋NHK朝ドラ「スカーレット」舞台の滋賀県知事も喜び 日本遺産“信楽焼”「活性化に一層弾み」

[ 2018年12月3日 21:05 ]

三日月滋賀県知事
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 2019年後期のNHK連続テレビ小説が、滋賀県の焼き物の里・信楽(しがらき)を舞台にした「スカーレット」(9月30日スタート、月〜土曜前8・00)に決まったことを受け、三日月大造滋賀県知事(47)らが3日、喜びのコメントを発表した。

 三日月知事は「2019年秋のNHK朝の連続テレビ小説が、甲賀市を舞台とした信楽焼をテーマに放送されることは、大変喜ばしいことである。信楽焼は、平成29年度に『日本六古窯』の1つとして日本遺産に登録されたこともあり、その活性化に一層弾みがつくものと思われる」と期待。

 「2019年秋の朝ドラから20年NHK大河ドラマ(麒麟が来る)まで連続して本県を舞台にストーリーが展開されるというこの絶好の機会に、本県としても甲賀市をはじめとするドラマゆかりの地が持つ魅力をさらに磨き上げ、発信してまいりたい」と意気込んでいる。

 岩永裕貴甲賀市長(45)も「大変うれしく思っております。これを機会に、昨年4月に日本遺産に認定された『日本六古窯 信楽焼』のさらなる発展に期待するとともに、忍者、東海道、くすり等歴史と伝統にあふれる甲賀市に多くの皆様が訪れていただくことを心からお待ちしています。ドラマに出演される皆様やスタッフの皆様には、是非とも甲賀市を満喫していただき、素晴らしい作品づくりにつなげていただきたいと思っております」とした。

 今年4〜9月に反響を呼んだ「半分、青い。」の舞台となった岐阜県も、ロケ地に観光客が増え、郷土料理「五平餅」が全国区に。NHK大河ドラマとともに、影響力の大きい朝ドラは地域活性化に一役買っている。

 女優の戸田恵梨香(30)がヒロインを務める朝ドラ通算101作目。「夏子の酒」「ホタルノヒカリ」「つるかめ助産院」などで知られる水橋文美江氏のオリジナル脚本。高度経済成長期、滋賀県の焼き物の里・信楽を舞台に、妻や母となってもモノ作りに情熱を燃やす陶芸家・川原喜美子の半生を描く。

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